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意識の高い学士ブログ : 理屈は誰を救うのか
2015年08月16日18:54 カテゴリ所感 理屈は誰を救うのか 「理屈っぽい人間」は嫌われる。何かにつけて理... 2015年08月16日18:54 カテゴリ所感 理屈は誰を救うのか 「理屈っぽい人間」は嫌われる。何かにつけて理屈で説明しようとすると、「それは理屈じゃないんだよ」と言われる。ある種の物事は、言葉を用いずに感覚で理解することが美徳とされる。 理屈ではないとすれば、共感ベースで理解するということになる。しかし共感は誰に対しても自由にできることではない。共感の可能性は文化の共有度に依存する。つまり自分に近い育ちや経験をした人には共感しやすく、自分と異なる価値観や経験を持つ人とは共感しづらい。当たり前の話だ。 ある物事を理屈や言葉を用いずに「共感」で理解してほしいと提案された時、提案した側は「これは言葉を用いずに共感ベースで理解できる当然の事実だ」と考えている。一方で提案された側がそれに共感できなかった場合、反論しようにも理屈を取り上げられているので違和感を表明する手段が無い。かくして、ここに理