情報格差を埋めるために : 有機化学美術館・分館

3月7 情報格差を埋めるために カテゴリ:有機化学雑記 さて前々回、「専門性の高い事柄では、英語圏に比べて日本語サイトの層ははるかに薄い」という話をしました。この「情報量格差」を埋める手段は単純に考えて３つで、 （１）我々が英語を勉強する （２）優れた翻訳ソフト・サイトの登場を待つ （３）日本語の情報量を増やす ということになるかと思います。この中で（１）はまあ科学者としては当然必要なことなのですが、一般の方にまでこれを求めるわけにもいかないところです。我々専門家とて自分の専門領域の英語文献なら目を通すものの、他分野になると実際問題かなり厳しいものがあります。科学者にとっても、「日本語による良質な情報源」が重要なのは論を待たないところでしょう。 （２）については「ウェブ人間論」でも触れられていますが、現代の最先端技術をもってしても「完璧な翻訳」というのは最も難しい領域であるようです。グーグ