無視されるマイノリティ : いつか迎えに来てくれる日まで

都議会議員だか区議会議員だか知らないが、政治家が駅前で演説をしていた。 議員は大きな声で、「東京にとっての喫緊の課題は、2020年の東京オリンピックを成功させることです！」と訴えていた。 聞くともなしに聞いていたのだが、何だか悲しくなった。 ・・・ 政治家（議員）というのは、議席（＝権力）を獲得することが一番の目標だ。 議席を得るためには、多くの支持者、多くの票を集めなければならない。 だからこそ、必然的に、多くの人が求める政策・施策を実施していくと主張する。 わずかな人が、砂漠で水を求めるようにして誰かに助けを求めていても、そんなものは無視される。 求めている人が「わずか」という理由だけで、政治も行政も手を差し伸べてはくれない。 政治や行政は、いつだって「たくさんの人が求めている」ものを提供するだけだ。 ましてや、10,000人のうち3人しかいない、40歳台前半で伴侶と死別した人のための

[kentanakamori]

この人は奥さんの死を通じてマイノリティとしてのこうした視点を持ったんだね。たぶんそれまでは違った。→“わずかな人が、砂漠で水を求めるようにして誰かに助けを求めていても、そんなものは無視される。”