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東京SF大全22 「恋愛の解体と北区の滅亡」 | TOKON10実行委員会公式ブログ
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東京SF大全22 「恋愛の解体と北区の滅亡」 | TOKON10実行委員会公式ブログ
前田司郎「恋愛の解体と北区の滅亡」(初出2006 『群像』3月号、同年単行本化) 前田司郎は三島由... 前田司郎「恋愛の解体と北区の滅亡」(初出2006 『群像』3月号、同年単行本化) 前田司郎は三島由紀夫賞を受賞しており、文芸誌に執筆していることが多いが、その作品は「ぬるSF」である。 以前、駒場アゴラ劇場で、演劇『生きてるものはいないのか』(2007)を観劇したことがあるが、作品内容は、スティーヴン・キングの『ザ・スタンド』を髣髴とさせる、(多分)スーパーインフルエンザ的なものの蔓延による、人間たちの大量死と言う事件を扱っている。作中では人々は次々と死んでいく。そこで、SFに慣れた脳の私たちならば、「事件の実態を解明する科学者が出てくるはずだ」「政府が動くはずだ」と思うのだが、そのような「熱血SF」の定型を前田司郎はとことん外す。何が原因で大量死が起こっているのか、特に追求もしようとしないし、政府も動いている感じも描かれない。ただの日常とお喋りの中で、どんどん死んでいくという演劇作品であ