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買ってよかったもの
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ここ一か月ほど、筆者はとある暗黒文書を読み解くと共に(これはまた別の機会に触れる)、今後重要になってくると予想している、ある世界に浸っていた。SNSへの浮上機会が減っていたのはそのためである。 それでは筆者が注目していたものが何なのかと言えば、意外に思われるかもしれないが「ポイ活」である。といってもその実態を説明すると、人によってはイメージしているものとは異なっているかもしれない。 性質の異なる行為が混淆して語られる「ポイ活」実はポイ活には①ポイント経済圏(楽天、PayPay、Pontaなど)に代表される、支払いの一部がポイントとして還元されるもの――の他、②広告視聴や各種サイトへの登録案件などをこなすことによってポイントが貯まり、それを現金やAmazonギフトカード、各種ポイントなどに交換できるもの(リワード型広告)――の2種類があり、大手メディアでポイ活が取り上げられる場合は大抵前者を
それでは、その先駆けと言われるユリウス・エヴォラの思想はどのようなものなのだろうか。中・後編では、影響を与えたものとして最もよく挙げられるエヴォラの代表作『現代世界への叛乱』から、その思想を見ていきたい。 本書が戦闘的加速主義の先駆けとして見られているのは、以下の記述があるためだ。 さらに第三の可能性が考慮される。或る者たちにとっては加速の道が解決に近づくにもっともふさわしいものでもあり得る。というのも、或る条件においては多くの反応はただ苦悩を長引かせる痙攣に等しく、終わりの遅延はあらたなはじまりを遅らせるだけだから。特別に内的な方向づけによって、現代という時代の破壊過程を解放の目的で用いることもできるだろう。解毒のために毒そのものを用いたり、「虎に跨ったりする」ように。 『現代世界への叛乱』 P.400上記の引用部分は本書の結語に所在している。これがどのような文脈で出てきているのかと言え
前にも触れた通り、これは「戦闘的加速主義」と呼ばれる思想・運動であり、同一のルーツを持つ「加速主義」思想の変形というよりは、異なるルーツを持つ思想を表すものとして、極右ネオナチネットワークが他所の言葉を借用したものだ。その大要は「社会的な対立を『加速させる』ことで現在の腐敗した社会を完全に崩壊させ、白人至上主義者にとっての理想社会を到来させる」というもので、対立の激化を待たずして社会を破壊する行動にも繋がる。ただただ危険で破壊的なために紹介する必然性がほとんどなく、世間には全く知られていないが、筆者にとってはこのような思想こそが興味深いのだ。少なくとも思想性を失い、陰謀「論」とすら呼べなくなってしまった昨今の動きよりは惹かれるものがあり、文書も多く存在している(ただし、その危険性から各所でブロックされており、入手困難な文書も多い)。 また、本心では今の世界の破滅を望んでいるにもかかわらず、
「雨宮さんは宗教系の研究者なのでしょうか?」 黒猫ドラネコさんから初めていただいたDMにはこう書かれていたように記憶している。黒猫さんが以前拙著をレビューしてくださった時にも(黒猫さん目線で)同様の記述があったので、恐らく合っているのだろう。 前述のDMをいただいたのも、もう5,6年以上前の話だ。元々関心があって調べてはいたものの、当時はふと思い立って(主にビジネス色や自己啓発色が強いタイプの)スピリチュアルの思想や源流について発信し始めたばかりの時期だった。子宮系スピリチュアルについては界隈に潜入して盛んに注意喚起をしていた黒猫ドラネコさんと山田ノジルさんを参考にしており、直に連絡いただいたことには大変感激した。 筆者がライターとしての活動を始めたのはこれをきっかけに交流が広がったためであり、丁寧に発信すれば見ている人はいるものだという実感を得ることができた。筆者の現在の活動があるのは、
外から見れば無意味にしか思えないどころか、担当している本人にさえその意義を見出せない仕事がこの社会に蔓延しており、しかも現場で直接何かを生み出したり、問題を解決する仕事よりも給料は高い――未来の自分が従事する対象として澄香が想定したのは、そんな「無意味にしか思えない」仕事だった。しかもそんな「クソ仕事」に日々の大半を費やさなくてはならない。ただただ苦痛だ。毎日穴を掘っては埋めているようなものだ。 『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』で、著者のグレイバーはドストエフスキーの拷問理論を紹介している。 水を一つの桶から他の桶へ移し、またそれをもとの桶にもどすとか、砂を搗くとか、土の山を一つの場所から他の場所へ移し、またそれをもとへもどすとかいう作業をさせたら、囚人はおそらく四、五日もしたら首をくくってしまうか(中略)やけになって悪事の限りを尽くすかもしれない。 『ブルシット・ジョ
突然だが、任意のSNSで「Don't turn left」と検索してもらいたい。黄金の甲冑やマインクラフトの画像が大量にヒットするはずだ。その中には、どことなく不気味な雰囲気を漂わせるものもある。これらは一体何なのだろうか。 Instagramを検索した結果1本のプレイ動画から始まる、不気味な記録への没入説明に入る前に、まず以下の動画を見てもらいたい。 「ロッカーで見つけたノートPCにインストールされていたマインクラフトで、前の持ち主が作ったと思われるエリアを発見した」と概要に記載されているこの動画では、プレイヤー「Avery」が鉱山を探索し、チェストを発見する。そこに入っていた本には、不気味な文章が書かれていた。 https://www.youtube.com/watch?v=Vi5VnFy9QY8 より「左に曲がるな」が続くWhatever you do, at the crossro
陰謀論観察用のTLで、時折流れてくる秘密結社がある。その名を「八咫烏」という。 例によって様々な陰謀論に結合されてしまい複雑怪奇な様相を呈しているが、流れている情報の基本的なところを要約すると「8世紀に設立された世界最古の秘密結社で、日本を影から操ってきた存在。特に最上位に君臨する『三羽烏』(3名で1つの存在として金鵄とも称される)は、その絶対的な権力から裏天皇とも称される」秘密結社である。果たしてそのような秘密結社は実在するのだろうか。筆者は情報を追った。 ムー・スーパーミステリー・ブックスの内容がネットに記載され流通この言説に関する投稿を辿っていくと、どこかで爆発的に流行したというよりは、徐々に広がってきて定着したように見受けられる。Xの投稿でも引用されているブログ記事群を確認すると、いずれも飛鳥昭雄氏が関わったムー・スーパーミステリー・ブックスや、飛鳥氏のコンテンツを参照しているよう
財務省解体どころではない「全省庁解体」運動夜風が肌寒くなってきた10月10日の夕方。筆者は薄暗い永田町を歩いていた。この日実施が予定されていた、「日本政府及び全省庁解体デモ」を取材するためである。 今年の3月頃に大きな盛り上がりを見せた財務省解体デモは、 その規模から、筆者が取材するようなデモ・集会をいつも行っている界隈以外の人々も一定数集められたのではないかと推察されたが、一向に財務省は解体されず、「不満自体はあるのだから寄り添うべき」というような同情的な論調もあったものの、それを言う人達が何かするわけでもないため、支持者がカタルシスを覚えるような成果は得られなかった。 さらに、4月の終わりに厚労省解体デモとの合同デモを行ってからは「そういう界隈との距離感が極めて近い運動」ということが知れ渡ってしまったのか参加者は急速に減少し(これも前述と同様、「そういう界隈ではない」という積極財政派の
2025年9月23日、秋分の日。筆者は午前中にも関わらずまだまだ暑い戸山公園にいた。この日行われる予定だった「第五次国民運動」を取材するためである。 開始前にもかかわらず会場には多くの人が集い、早くもデモの梯団別に整列を始めていた。前方には参加団体の幟がはためき、まるで怪しげな世界に迷い込んだかのような感覚を筆者に抱かせた。 参加前から大勢の人が集い、整列を始めていた戸山公園5回目を数えた「国民運動」この日行われていた「国民運動」は、2024年4月の池袋、5月の日比谷、9月の有明、2025年4月の霞が関・日比谷と続いてきたデモ・集会で、今回で5回目となる。 主催は2回目以降と同じ「WHOから命をまもる国民運動」で、その中心人物は近現代史研究家の林千勝氏である。 原口一博氏もしっかり参加予定これまでの各回記事を読んでいただければ分かると思うが、3回目までは(実態としては諸派が入り乱れていたが
今年の参院選で勢力を伸ばすのではないかと予想されている参政党。都議選での4人中3人の当選や、梅村みずほ議員の入党による政党要件充足もあって注目度が急上昇し、先日の黒猫ドラネコさんの記事はかなりの話題を呼んでいた。 これも参政党について関心を持っている人が多いことの表れだろう。 そこで、黒猫さんほどではないが、参政党を見てきた筆者の目線でも過去の記録を含めた振り返りを書いておきたい。読者の参考になれば幸いである。 興味深い点の多い参政党前史参政党というと、「最近いきなり出てきた党」というイメージを持っている方がいるかもしれない。しかし、参政党の結党は2020年、そして代表である神谷宗幣氏が吹田市議会議員になったのは2007年である。決して「政治の素人がいきなり立ち上げた党が、突然急成長している」わけではない。 そして、結党以前の神谷氏の活動は、いわば参政党の前史となる。実は、筆者にとって興味
先に「陰謀論」と書いたが、筆者は都市伝説についても情報を収集することがある。というのもSNSやYoutubeを見てみると、「都市伝説」と銘打って陰謀論が流布されていることが多々あるためだ。そして、都市伝説によって人気を博した人物が陰謀論色を深めた結果、「世の中の真実を知る」という志向から政治に接近しているケースもある。 例えば「Mr.都市伝説」関暁夫氏は昨年都知事選で田母神俊雄氏を積極的に応援し(それ以前から関係を深めていた)、最近ではさらに参政党の神谷宗幣氏やデヴィ夫人とも対談して「チーム田母神」と銘打っている。
陰謀論界では既に定着している李家陰謀論「〇〇(特定の人物)は『李家』である」「政治家のほとんどは『李家』であり、日本を支配してきた」「『李家』は闇の秘密結社イルミナティを構成する13血流の一つであり、その世界支配に日本も組み込まれている」……Xの陰謀論アカウントを確認していると、このような陰謀論を目にすることは珍しくない。この「李家陰謀論」はX上では2020年から頻繁に目にするようになり、一頃のネット右翼による「在日認定」を思わせる「李家認定」や、 山本太郎氏は李家!?明石家さんま氏も李家!?竹中平蔵氏は「李平蔵」!?某宗教団体も李家!?下記のような家系図(様々なバリエーションがある)が出回るようにもなっている。 少し見ただけで眩暈を覚えるような図だが、この陰謀論は後述するRAPTによって盛んに発信されて定着し、現在では陰謀論者が嫌うあらゆる勢力と結び付けられるようになっている。 細部は人
2025年3月30日、昼。千代田線乃木坂駅を降りた筆者は、青山公園(南地区)へと向かっていた。この日の午後に行われる予定だった、「令和の百姓一揆」を取材するためである。集合時間よりも前に到着したものの、既に公園にはトラクターが並んでいた。この日は30台のトラクターが青山公園から南下して天現寺へと向かい、そこから明治通りを通って代々木公園へと向かう「トラクターデモ」が予定されており、メディア各社も注目していた。 多数のトラクターが待機していた各県の幟が並んでいた山田正彦元農水大臣の呼びかけで拡散令和の百姓一揆の発足については、クラウドファンディングのページに「準備委員会を2024年10月からスタート」とあり、 またjimdoサイトには「若手中心の準備会 2024年夏頃から最低月1回 ZOOM+対面会議」とある。ここから、2024年の10月には準備会が立ち上がっていたものと推察されるが、その時
財務省前でデモを行っている団体は複数存在する先日の記事では、財務省前でデモを行っている複数の主催と、各デモの名称について概要を記載した。 一つの団体だけが財務省前でデモを主催しているわけではなく、例えば3月X日のデモはA団体主催による「財務省解体デモ」、また別日の3月Y日のデモはB団体主催による「財務省前デモ」といった風に、日によってその主催は異なっている。そして、主催もその支持者も、別団体・個人主催のデモにも参加する混淆状態となっている。一般支持者にとっては、週に何度も財務省前でデモや街宣が行われる、非日常期間が続いている感覚だろう。 この記事では財務省前で行われたデモについて、それぞれの時期や主催に関する情報をまとめたい(3月14日の状況についての後編記事は鋭意執筆中である)。財務省前では、どのような人々がデモを主催しているのだろうか。 概要詳細はかなり長くなってしまうので、2024年
襲撃事件が発生した財務省前「立花孝志、切られたんだって」 2025年3月14日、筆者は財務省解体デモを取材するため霞が関にいた。潮見坂に陣取っていた「財務省解体デモ」集団を一通り確認した後、黒川氏のグループを確認しようと桜田通り側に向かったところ(この日財務省前に集結していた集団は複数あり、それぞれ場所が分かれていた)人がほとんど見当たらず、道路を挟んで外務省側に停車していたNHK党の選挙カー(立花孝志氏が財務省前にいたのは、千葉県知事選の一環でもあった)の周辺に大量に人が集まっていたのを不審に思い向かったところ、何者かを乗せたパトカーが発車するのを目撃した。その際に耳にしたのが冒頭の言葉であった。 筆者が到着する直前、立花孝志氏は小型のナタで襲撃されており、パトカーの後部座席に座っていたのは襲撃犯であった。 写真を後から確認したところ、左端に負傷した立花氏が写り込んでいた筆者の到着と同時
2月某日、筆者は都内某所にあるバーカウンターの壁を探っていた。この日筆者が企画した集まりで使うゲームルームの入り口が隠し扉になっており、探り当てられなければ開始できなかったためである。 ゲームルームに行くには、バーカウンターのどこかにある隠し扉を探さなければいけない2024年9月、筆者にとっては是非とも入手しておきたい製品についての情報が飛び込んできた。その図柄から、都市伝説や陰謀論の世界で様々な事件を予言していたのではないかと繰り返し話題になっていた、イルミナティカードの日本語版が発売されるというのである。
生成AI巫女そのアカウントが筆者のTLに流れてきたのは9月初頭のことであった。 生成AIで出力したと思われる画像が醸し出す絶妙な違和感や「23歳 処女巫女の裏垢」という属性付与、明らかに不自然な画像にもかかわらずこれを信じたと思われるアカウントが群がる様子(この時点でフォロワー数は2万を超えていた)が話題となっていたが、この時の筆者の印象は「出会い系サイトにでも誘導するアカウントの1つだろう」程度で、あまり注目はしていなかった。 投稿には多くのリプライが付いていた筆者がこのアカウントに興味を持ったのは、その後にふと気になって検索してからであった。思わせぶりな投稿でフォロワーを集めているだけだと思っていた巫女アカウントは、思わぬ展開を迎えていたのである。9月2日には「最悪なことが起きました。X辞めるかもしれません。」という投稿がされていたが、 思わぬ展開その後の9月8日、「幼馴染にアカウント
謎の土地、Terra Infinita先月のことである。筆者のタイムラインに、"Terra Infinita"なる耳慣れない言葉に言及した投稿が流れてきた。投稿を読んでみると、「南極の氷壁の向こうの土地」だという。 同じ言葉はフラットアーサーアカウントも投稿しており、地球平面説に関連した概念であることがうかがえた。「南極の壁の向こう」とは一体どういうことだろうか。気になった筆者は少し調べてみることにした。 南極の壁の向こうに前述した通り、「南極の氷壁の向こう」という概念であるところから、Terra Inifinitaは地球平面説の世界観に沿っていると考えられる。中央に北極があり、周囲を南極(とされる氷の壁)が取り巻いているというのが地球平面説の典型的な世界地図だからである(ちなみに氷の壁は維持しつつ、その中に北極と南極が両方位置している双極モデルもある)。その壁の向こうに、まだ見ぬ別世界が
参加者5万人が目指されていた有明集会ようやく残暑も弱まりを見せ始めた9月28日朝、涼しい朝の空気を感じながら筆者は臨海副都心の一角、江東区有明へと向かっていた。5,000人規模だった4月の池袋集会、1万人規模だった5月の日比谷集会に続く、主催が5万人規模と意気込む第3次集会・デモが予定されていたためである。 ※この集会については黒猫ドラネコさんもレポートを書かれているので、是非ご覧いただきたい。 場所が都心から遠い有明に設定されたのも、主催が投稿している通り、日比谷公園を超える人数を収容できる会場が、東京では有明防災公園くらいしか存在しないためだ。 この日は開場が朝8時、終了が夕方18時と日比谷集会を超える長丁場であり、なるせゆうせい監督(監督作品に『縁の下のイミグレ』、『威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』、映画脚本作品に『アクエリアンエイジ』、『東京無印女子物語』な
前回記事でその混沌ぶりを紹介した2024年都知事選だが、蓋を開けてみればゼロ打ち、大方の予想通りに小池百合子氏が3選を決めた。 選挙後には様々なチャネルで選挙分析が行われているが、勿論そのほとんどは上位候補に関するもの(石丸氏2位の躍進と蓮舫氏の伸び悩みや、各政党支持者や無党派層の投票行動など)だ。が、筆者をはじめとしたウォッチャーの着眼点は全く異なる。この記事では、主要メディアがほとんど関心を示さない視点で見た都知事選について雑感を述べたい。 「令和の一向一揆」が行われてしまった都知事選ほとんどの人にとっての選挙戦クライマックスは有力候補のマイク納めだろうが、ウォッチャーにとってのそれは異なる。なにしろ、今回の都知事選では「令和の一向一揆」が行われてしまったのだ。織田信長をも苦しめた宗教一揆が令和の日本、しかも国会議事堂前で行われるという情報を得てしまっては、「一体、首都東京はどうなって
2024年、熱い夏が始まった6月20日に告示日を迎えた2024年東京都知事選挙は、前代未聞の立候補者数(56人)や過激な選挙ポスターを巡る騒動、大量擁立によって確保した掲示板区画の販売とも取れる手法の是非など、およそ主要な候補や政策とは別筋の話題が注目の的となりながら始まった。 選挙の告示日は、候補者だけではなく、それを追いかけるウォッチャーや選挙ファンへにとっても行動開始の合図である。ウォッチャーや選挙好きにとって大規模選挙は待ちに待った一大イベントであり、届け出の瞬間や街頭での第一声に立ち会うため、告示日当日は様々な選挙好きが動き出す(勿論告示日前から動いている人もいるが)様子を見ることができた。 候補者と共に動くウォッチャーもまた、選挙戦の風物詩である。多数ある選挙の中でも東京都知事選では国政選挙並みの視線が全国から一か所に集中するため、独特の魅力を放つ。4年に一度(といっても小池百
新党くにもり隊から出発したデモ15:00過ぎ、ようやくデモが始まった。今回のデモは特に前半、参加した各グループを中心とした隊列が作られていたようで、その最初は新党くにもり隊であった。 新党くにもり、チャンネル桜、頑張れ日本!全国行動委員会などの幟が確認できる新党くにもり、チャンネル桜、頑張れ日本!全国行動委員会(水島氏が設立した保守系政治団体)の幟が並び、多数の日章旗がはためく様子は完全に右翼のデモであった。 多数の日章旗が並ぶ中にワクチン(政策)批判が混じる光景は、今後珍しいものではなくなるだろう勿論、「日本の主権が侵害されるのではないか」という懸念は保守思想へと自然に繋がるのでおかしいわけではないのだが、これだけ政治色が強い光景を見せつけられた一般参加者がどのように感じたのかは興味深いところである(ただ、これくらいで逃げ出していては政治運動はできないのではないだろうかという思いも筆者に
5月31日、昼。午前中で止んだ雨の匂いと午後からの厳しい日差しに5月ながら夏を感じ、子どもの頃思い出の映画を見に行った、夏休みのあの日を思い出しながら筆者は日比谷公園にいた。 日比谷線を降り、日比谷門から入るとすぐに大勢の人が行列を作っているのが確認できた。日比谷野音へと向かうにつれて人の数は多くなり、やがて前へ進むのも難しい状況になる。どうやら野音に入りきれない人々が周囲にたむろするしているようだ。そんな人々に混じって耳をすませば、野音から「ニッポン!ニッポン!」の大合唱が聞こえてくる…。平日の午後にもかかわらず、日比谷公園にはプラカードや日章旗を手にした人々が大勢集まっていた。5月の終わり、首都の中心である皇居に隣接したこの公園で、一体何が行われていたのだろうか。 凄い数の人、人、人であったWHOから命をまもる国民運動 大決起集会この日行われていたのは、4月に記事を書いたパンデミック条
トレンド便乗界で異彩を放つアカウントX(旧Twitter)のトレンド機能を使ったことのある人なら、以下のような投稿を目にしたことがあるのではないだろうか。 このようなトレンドワード詰め込み投稿を行うアカウントは多く、大抵はアフィリエイトリンクが張られているか認証済みバッジが付いている。その目的は金銭的なものにあると考えられ、分かりやすい。 しかし筆者は先日、異様な投稿を発見した。 画像や動画を添付するにしても女性や猫であることが多いインプレッション稼ぎアカウントとは異なり、この投稿に添付された画像には細かい字で各国語が詰め込まれており、その全てに中東系の男性が配置されていた。 以下、日本語と英語の画像を転載する。日本語のほうは新型コロナウイルスとイスラム系のメッセージを結び付けたもので、英語のほうは「懲罰のサカール(イスラムにおける地獄のことだろう)惑星が近付き、アッラーは気温を151度に
WHO脱退を訴える5,000人が日本全国から池袋に集結...2024.4.13 パンデミック条約反対デモ 東池袋中央公園を埋め尽くす人の群れ東池袋中央公園に、凄まじい数の人々が集結している…筆者の情報網にそんな報告が飛び込んできたのは、冬も明けてすっかり暖かくなり、初夏の雰囲気すら感じさせる4月13日の昼頃だった。ちょうど都内某所で別の原稿に手を付けていた筆者は、久しぶりの大規模デモとあっては見逃すわけにはいかないとノートPCを閉じ、現地へと向かった。 慣れた足取りで東池袋中央公園へと向かった筆者を迎えたのは、以下のような光景だった。 到着したのはデモ出発の直前。人の波の中には「北海道」や「愛知」など、参加者の所属地域を示すプラカードも掲げられていた。全国から約束の地とばかりにこの場所を目指して大集結した人々は公園内に収まりきれず、押し出された群衆が歩道やサンシャイン側にまで溢れ出している
今年の春分の日だった3月20日に、スピリチュアル業界を賑わせていた言葉をご存知だろうか。宇宙元旦である。 Happy New Universe陰謀論インフルエンサーも便乗奇跡が頻発してしまうらしい「宇宙元旦」はここ数年の春分で騒がれるようになった印象であり、宇宙という壮大なスケールの単語と、元旦という日本的なワードが組み合わさることで不思議な雰囲気を醸し出している。そこで筆者は、この言葉がどこから出てきたものか調べてみた。 占星術と春分「宇宙元旦」自体の考え方はシンプルで、以下の記事で解説されている通り「占星術的にいうと、太陽が12星座のトップバッターの牡羊座(春分点)の位置に入る日」である。
X(旧Twitter)を使っていて、ニュースサイトのような体裁を取るまとめサイトの投稿が流れてきたことはないだろうか。例えば下記のようなアカウントがそれである。 これらのアカウントは一見ニュースサイトに見えるものの、実態はXや5chのまとめサイトであり、不正確なニュースや反ワクチン、移民排斥を煽るような投稿を行っていることも多い。多数のフォロワーを抱えるだけにその拡散力は侮れない存在となっている。 筆者はこれらのアカウントを見ているうち、あることに気付いた。他のアカウントが2019年以降に開設されている中、以下のアカウントのみ作成時期が古いのである。 2012年に作成されている。チャールズ国王死亡デマも拡散そこで筆者は、その過去から何か探れないかと考えた。このアカウントがニュース投稿を始めたのは2023年の2月25日からと最近で、残念ながらそれ以前の投稿は見当たらなかった。 最初期のニュー
先月のことだ。筆者の観察用TLに、あまりに美味しい話が流れてきた。政府に代わって現金を給付してくれるというのである。 Paypayで貰えるという投稿が目に付いた「政府に代わって」とは随分と大きな志を持っているようだ。気になった筆者は参加してみることにした。 LINE登録→通話を要求される冒頭に記載した通り、このアカウントの固定投稿ではLINEアカウントの追加が案内されていた。早速登録してみる。 いわゆる灰色公式アカウントで、友だち数は2,000人を超えていたするとすぐに自動応答と思われるメッセージが届き、通話を要求された。これまで見てきた事案と同様の流れである。 筆者は早速その日の夜を指定し、話を聞いてみることにした。 通話の内容は……前の説明が長引いているということで、予定の時間から大幅に遅れて発信してきたのは声からして20代〜30代前半と思われる若い男性だった。落ち着いているものの、ど
「死にたい」投稿を検索しては返信を送るアカウント2024年に入ってすぐのことだった。たまたまTLに流れてきた「怪しげなアカウントからフォローされた」という投稿に目が留まった筆者は、そのアカウントの返信内容を見て肝を冷やした。 該当アカウントはプロフィールに自殺を手助けするような文言を記載しており、死を求める投稿を検索してはDMを待つ返信を送り付けていた。果たしてこのアカウントは命を奪う行為に手を染めているのか、あるいは新手のスパムなのか。気になった筆者はDMを送ることにした。
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