ビジネスに役立つ会計ブログ: 外国子会社からの受取配当金、益金不算入へ

既に平成21年度税制改正の大綱が公表されていますが、 その中で、連結決算に大きな影響を与える項目があります。 それは、外国子会社から受け取る配当金の益金不算入制度の 導入です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日のＣＯＮＴＥＮＴＳ １．税制改正の内容 ２．連結決算への影響（税効果会計） ３．繰延税金負債の計上事例 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ １．税制改正の内容 現行制度 外国子会社からの受取配当金については、法人税の計算上 益金となるため、課税対象となります。 しかし、これだと国際間の二重課税の問題が生じるため、 二重課税回避を目的として外国税額控除という制度があります。 この制度は、受取配当金に対応する外国子会社の利益に対し、 既に外国で税金の支払いがある場合、当該支払外国税金を 日本での申告に際し、控除できるという制度で