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深町秋生の序二段日記
去年からずっと心待ちにしていたのだけれど、ついに10月12日にデイヴィッド・ピースの敗戦直後ノワ... 去年からずっと心待ちにしていたのだけれど、ついに10月12日にデイヴィッド・ピースの敗戦直後ノワール「TOKYO YEAR ZERO」が発売される。 ピースといえば、赤字と失業率の高さ、IRAのテロ、それにサッチャーの保守路線で瀕死状態の地獄のようなイギリス北部を描いたヨークシャー4部作で有名な作家である。ちなみに日本在住だ。 実のところヨークシャー4部作の日本での評価はあまり高いとはいえない。2作目は後半になってくると、まったくついていくことができず、4部作通してもオチがついていない(ようにしか思えない)などなど、暗黒度のポテンシャルは極めて高いものの、どうにもストーリーについていくことが困難なところがあった。 しかし今回は相当期待できるだろう。ピースとタッグを組んだのが、文藝春秋で怪しげな海外ミステリを送り出し続ける名編集者Nさん。文春文庫で妙にド暗黒で鬼畜な海外ノワールが発売されるの
2007/10/01 リンク