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深町秋生の序二段日記
花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入... 花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴(せいれい)。日本の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜し北へ北へと向かう、怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。女は津軽海峡を渡り日本最北端の稚内へ逃げる。 疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。(帯より) 船戸与一先生の新作「夜来香海峡」(イエライシャンかいきょう)が発売された。 山形の庄内、秋田、北海道を舞台にした船戸流ハードボイルドであります。 この小説では庄内弁と秋田弁、北海道弁が飛び交うのだけれど、その庄内弁の指導という形であっしが関わらせていただきました。私も冒険小説を書いたりするわけなのですが、やっぱり巨匠ということもあり、ゲラを読みすすめるう