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「録忘備」
曖昧な思考の精緻化 「最初は曖昧な要求やイメージしかもっていないユーザが情報の中で思考を精緻化させ... 曖昧な思考の精緻化 「最初は曖昧な要求やイメージしかもっていないユーザが情報の中で思考を精緻化させる過程は、 インターネットによる情報ナビゲーションの可能性を広げるために避けて通れない課題である。」 従来、意思決定支援や意思決定支援において人の意思決定過程は「合理的」なものであるという前提で、 システム開発が行われてきた。しかし、現実としては合理的な意思決定や明確化されていない思考も少なくない。 思考の曖昧さには2種類ある。 「言葉で言い表しにくいけれど、イメージは確固としている」曖昧さ。 「イメージそのものが定まっていない、揺らぎやすい」曖昧さ。 前者では考えがはっきりしていて揺らぐことがない。 後者は思考プロセス自体が曖昧である。 従来の感性工学、情報検索では前者の曖昧さだけを対象としてきた。 つまり、人の感性は固定的なものとして捉えられていた。 しかし、人の感性や思考というのは状況や