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全国各地で10月末に開催された「移民政策反対」のデモ集会。「日中ハーフ」の筆者が東京のデモ現場を見に行くと、東京在住のカナダ人記者エィヴェリー・フェーンさん(44)と知り合いました。彼と現場を歩きながら、話を聞きました。(朝日新聞記者・小川尭洋) エィヴェリー・フェーン(Avery Fane):1981年、カナダのモントリオール生まれ。剣道などをきっかけに日本文化に興味を持ち、16歳の時にひとりで来日し留学。高校・大学時代を日本で過ごす。カナダのビクトリア大を経て、立命館アジア太平洋大(大分)へ。卒業後、カナダのバンクーバーで映画俳優やプロデューサーとして、数多くの作品制作に携わる。カナダと日本の2拠点生活を10年ほど続け、2025年に在日英字ネットメディア「JAPAN TODAY」の記者に転身し、東京で取材活動を始めた ぱっと見で怒号「私の何を…」 《デモ集会があったのは、10月26日
インタビューに答える兵庫県の斎藤元彦知事=2025年11月14日午前11時20分、神戸市中央区、内海日和撮影 「おもろい男がいるんです」会食で出会ったのは 「個別取材は受けない」厳しい表情に一変 支持する人・しない人で「顔」を使い分け? 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを指摘した告発文書をめぐって、県政は1年半以上にわたって混沌としています。斎藤氏は県議会から不信任決議を受けて失職した後に再選した経緯などから、県庁内外では「鋼のメンタル」とも言われます。実際の「素顔」はどうなのでしょうか。記者としての実体験や関係者の証言をもとに考えました。(朝日新聞神戸総局・島脇健史) 「おもろい男がいるんです」会食で出会ったのは 私が斎藤氏に初めて会ったのは5年ほど前。当時は神戸総局の県政担当記者などを経て、大阪本社で勤務していました。 ある日、旧知の取材先から夜の会食に誘われました。「おもろい男
胸に次女を抱く女性。生活保護の申請後、持っている車の処分を求められました=2025年2月、東北地方、小玉重隆撮影 保育園に通う子ども3人の送り迎えのために必須なのに……。生活保護を申請したところ、車の処分を求められた女性。地方で「生活の足」になっている車を処分するか、生活保護をあきらめるかーー。そんな選択を迫られた人たちに話を聞き、制度のあり方について考えました。(朝日新聞記者・奈良美里) 日々の暮らしに欠かせない車だけど 「車を処分してください」 そう言われて、30代の女性の頭に浮かんだのは「お昼寝布団、三つをどうやって?」だったといいます。 この女性は東北地方で1~7歳の子どもたち4人と暮らしていました。 育休中の離婚をきっかけに生活保護を申請したところ、自治体から車の処分を求められました。 月曜朝は子どもたちをせかしながら、保育園に通う3人分の昼寝布団や着替えを車で運んでいました。無
ことしの新語・流行語のノミネートが発表されましたが、その30語の中にも入っていた「チャッピー」。生成AIサービス「ChatGPT」のことをそう呼ぶ人が多いことから選ばれましたが、そもそもいつから広がったのでしょうか?(朝日新聞社メディア研究開発センター・新妻巧朗) 2025年4月にブレイク、夏に一般化? X(旧Twitter)でChatGPTのことを「チャッピー」と呼ぶ人をよく見かけませんか? このChatGPTは、OpenAIが提供する対話型の生成AIサービス。質問すると回答してくれたり、文章の要約や修正をしてくれたり。アイデア出し、コーディングなど様々なことをチャットで手伝ってくれるもので、「相棒」のように使っている人もいるかもしれません。 ChatGPTは2022年11月に提供がはじまって、専門知識がなくても使えることから、仕事だけでなく学習や家事の相談役としても日常に入るようになっ
ケンちゃんと馬屋原さん 最後は大好きなおうちで 警備員さんの思い 美術館に入ろうとする猫と、防ごうとする警備員さんのやりとりで話題になってきた尾道市立美術館(広島県)。今年9月、主役の黒猫・ケンちゃんが息を引き取りました。長年にわたって攻防を繰り広げてきた警備員さんは「今でもあの角からやって来るように思うんよぉ」とつぶやきました。 ケンちゃんと馬屋原さん 近くのレストランで飼われているケンちゃんが、最初に注目を集めたのは2017年3月。 開催中だった「猫まみれ展」の会場に入ろうとして、警備員の馬屋原定雄さんに阻止される様子がツイッター(現在のX)で紹介されたのがきっかけでした。 その後も「猫と警備員の攻防」としてたびたび話題になりましたが、侵入を試みるのは警備員が馬屋原さんの時がほとんど。 馬屋原さんが来るのは年4回の特別展の時だけなので、そのたびに美術館職員は攻防戦を期待してカメラを構え
18年前、交通事故で娘を失った風見しんごさん「今でも時折涙が…」 葬儀や裁判、加害者への思い…感情の変化を伺いました 交通事故で当時10歳の長女・えみるさん(右)を亡くして18年。当時の思いを語ってくれた風見しんごさん(右から2人目)。えみるさんが亡くなる前年の2006年、グアムへの家族旅行で撮影した写真(画像はいずれも風見さん提供) 事故直後の手続きはロボットのように作業していた 加害者の顔は見ない決断をした 「自分は大丈夫」は、何の根拠もない タレントの風見しんごさん(63)は2007年1月、小学5年生だった長女・えみるさん(当時10歳)を交通事故で亡くしました。登校のために自宅を出て100mほど先の横断歩道を渡っているとき、えみるさんは右折してきたトラックに巻き込まれて命を落としました。大型トラックの下敷きになった娘の姿を目の当たりにした風見さん夫妻。言葉にならない悲しみの渦中でも葬
「パワハラ会議」があった鬼の本拠地 演奏者「いつもの職場がすごいことに」 全世界での興行収入が10月5日までに950億円(6億3308万米ドル)を超え、日本映画の歴代1位に駆け上がったアニメ劇場版「鬼滅の刃 無限城編」。その無限城に似ていると話題になっている山奥の老舗旅館があります。どんな雰囲気なのか記者が訪ねると、一人の三味線奏者に出会いました。(朝日新聞記者・小川尭洋) 「パワハラ会議」があった鬼の本拠地 旅館は、福島県会津若松市にある「大川荘」。JR東北新幹線の新白河駅から、車で1時間あまり。記者が訪れたのは、作品の興行収入が国内史上最速で100億円を超えたとのニュースが話題になった数日後の8月上旬でした。平日の夕方にもかかわらず、多くの観光客でにぎわっていました。 彼らが釘づけになっていたのは、ロビー真ん中にある大きな吹き抜け空間。 無限城の雰囲気さながら、階段や回廊、格子戸が入り
異例の依頼にとまどい 「ここまでかすれさせちゃっていいのかな」 「記憶に残る」標識に 「グンマーの国境」などとしてネット上で親しまれてきた看板が、群馬・長野県境の毛無峠にあります。長年の風雨で文字がかすれて読めなくなり、ついに新しいものと交換されました。しかし新品のはずの看板は、すでにベテランの風格が…。どうしてわざわざこんな看板を設置したのでしょうか。「風格」を出すための工夫は――。看板を管理する群馬県中之条土木事務所と、看板を制作した関東積水樹脂(前橋市)に話を聞きました。 「秘境感」を出したかった 群馬県と長野県の県境にある毛無峠は、標高約1800メートル、冬季は積雪のため県道が封鎖されるという荒涼とした場所です。そんなところに「群馬県」「この先危険につき関係者意外立入禁止」「遭難多発区域」などと書かれた看板が並んでいることから、まるで「この先の群馬県が遭難多発区域で危険」であるかの
警察からの取り調べや勾留中のつらさを語る、保育士の男性。身体拘束はおよそ300日に及びました=2025年6月、東京都立川市、竹花徹朗撮影 検察官が「ない」と言い続けた証拠が、裁判の途中で「ある」と判明し、無罪の決め手になった――。刑事裁判を取材する筆者は、4月に無罪が言い渡された裁判の裏側を探りました。証拠一つが出るか、否か。それで有罪と無罪の結論が変わりうる刑事裁判の恐ろしさを、改めて痛感しました。(朝日新聞記者・森下裕介) 「暴行を見た」同僚2人の証言が根拠 保育士の男性が自宅で逮捕状を示されたのは、かつて勤務していた東京都日野市の保育所で園児に暴行をして傷害を負わせた――という内容でした。 男性は「身に覚えがありません」ととっさに反論しましたが、「覚えがなくてもいい」と手錠をかけられました。 身体拘束はこの日以降、約300日に及びました。 筆者がこの事件を取材し始めたのは、東京地裁立
「与えられる」ことに慣れている学生は… 不安感を100%消すことはできないけれど 「情報は自ら取りにいく」ひとり旅の学び 初めて海外旅行を計画したとき、漠然とした不安や恐怖心がわきおこった経験はありませんか?そこから一歩踏み出して旅に出るという「恐怖心を乗り越える経験はとても大事」と語るのは、駒沢女子大の鮫島卓教授です。若者の初めての海外旅行をサポートしている鮫島さんに、令和の若い世代の「旅」について、話を聞きました。(withnews編集部・水野梓) 鮫島卓(さめしま・たく):駒沢女子大学観光文化学部教授。鹿児島県生まれ。立教大学大学院観光学研究科博士前期課程修了。1996年に旅行会社「エイチ・アイ・エス」に入社し、モンゴル建国800周年記念事業イベントやハウステンボス再生など観光開発関連の新規事業を推進。2015年スタディツアーの取り組みで観光庁長官賞受賞。2016年から国際協力機構(
旅は「経済的な格差でやすい」 「積極的な移動」と「消極的な移動」 二極化は幼少期から 夏休みといえば旅行のイメージ。しかし周りを見渡せば、旅好きな人もいれば、旅をまったくしない人もいませんか。人びとの「移動」について研究している社会学者の伊藤将人さんは「『する人はする』『しない人はしない』という二極化傾向が顕著に出やすいのが旅」だと話します。どうしてなのでしょうか? 旅は「経済的な格差でやすい」 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員の伊藤将人さんは、全国3000人を対象に、通勤や通学、転居、旅行など幅広く「移動」に関する意識調査を実施し、ことし5月には『移動と階級』(講談社現代新書)を出版しています。 そもそも「移動」には色々な種類があります。 家から近所までの買い物、通勤や通学――。その中でも旅行や旅について、伊藤さんは「『旅』の大きな特徴は経済的な格差が出やすいこと」
若年層ほど「移動時間は無駄」 自分の行動は成長に結びつかないといけない? 「海外に行きたくても行けない」若者高い傾向 「移動時間は無駄だと思う」という考え方に、20代の67%と30代の56%が同意している――。旅行を含めた「移動」についての意識を尋ねる調査を実施した研究者がいます。その結果などをもとに5月、『移動と階級』(講談社現代新書)を著した社会学者の伊藤将人さんに、若い世代の「移動」の価値観について聞きました。 若年層ほど「移動時間は無駄」 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員の伊藤将人さんは、地方移住政策が専門です。 2024年、全国のおよそ3000人を対象に、通勤や通学、転居、旅行など幅広く「移動」に関する意識調査を実施しました。 その調査の中でも若い世代の傾向を尋ねると、「若年層ほど移動時間は無駄だと思っています。移動時間に生産的な活動をしたいと思ってるという
600巻の「大般若経」 学生40人、細心の注意で調査 江戸の庶民に根ざした信仰、明らかに 大学生のグループがお寺に眠っていた江戸時代の古いお経600巻を調べたところ、地域における江戸時代の仏教信仰のあり方を裏付ける貴重な史料であることが分かりました。お経は今春、東京都板橋区の有形文化財に登録されました。指導にあたった歴史学者で日本女子大学の藤井雅子教授(日本古代中世史)は、「大学生が実際の文化財を調査して文化財登録に至った事例は極めて珍しいと思います」と話しています。 600巻の「大般若経」 お経の調査にあたったのは、日本女子大学の学生が結成した史料調査のボランティアグループです。東京都板橋区中台にある延命寺が所蔵する600巻の大般若波羅蜜多経(大般若経/だいはんにゃきょう)を調査しました。 延命寺は約400年前に建立された真言宗豊山派のお寺です。たびたび火事に見舞われ、1719年と180
発達障害の当事者を取材してきた記者は、ある特性が「障害」となるかならないかは、社会や周囲の環境のありようによって変わりうると感じています 出典: ※画像はイメージです kapinon/stock.adobe.com 筆者は20年ほど前、幼稚園生だった息子が「広汎性発達障害」と診断されました。それから、子育てや取材を通して、父として記者として「発達障害」と向き合ってきました。当事者や専門家にも話を聞いていくなかで、ある特性が「障害」となるかならないかは、社会や周囲の環境のありようによって変わりうると感じました。(朝日新聞記者・太田康夫) 仮想空間でコミュニケーション 実生活では他人とうまく交流ができなくても、ネット上の仮想空間では円滑にコミュニケーションしている自閉スペクトラム症の人たちがいる――。 米ニュースクール大学大学院社会学部教授の池上英子さんから、そんな連絡をいただいたのは2017
最近、国内のネット上で「習遠平」という名前が注目を集めています。中国では以前から広く知られていることですが、習近平・国家主席の実の弟です。「近」「遠」という対になる漢字の兄弟、中国では珍しくありません。中国の独特な名付け事情をみてみましょう。 親子の名前で同じ漢字は避ける 日本の由緒ある家系では、同じ漢字が代々使われることが多いです。 一方、中国では、親子ではなく兄弟で同じ漢字を使うのがほとんどです。 子どもが親や先祖の名前の文字を使うのは、むしろタブーとして避けます。権力者の名前の字を使うのもタブーとされ、かつては、当代の皇帝が退位するまでは、その皇帝の名前の文字を使うことも避けられていました。 片山左京の甥が片山右京だということは知っていましたが、習近平の弟が習遠平だということは最近知りました。 pic.twitter.com/t9gLw3jmZF — ゆうきん (@yukin_don
累計14億冊販売のロングセラー 1970年の発売以来、累計14億冊を販売しているジャポニカ学習帳。 学習百科としての読み物付録がついていて、表紙には写真家の故・山口進さんが撮影した昆虫や花の写真を使ってきました。 シンボルカラーである緑を使ったデザインは、商品の形に商標権を認める「立体商標」としても認められており、抜群の知名度を誇ります。 そんなジャポニカ学習帳が11月に大幅リニューアルを実施します。 大きく変わるのは「表紙の写真をイラストに変更する」という点です。 「表紙については『共生』をテーマにした親しみの湧くイラストに変更します。単なるデザインの変更ではなく、詰め込み教育から発想を育む教育へと移行する現在において、子どもたちの学びをサポートするために進化しようという狙いがあります。『共生』は山口さんの生涯の撮影テーマでもありました」 そう話すのは、ステーショナリー事業部の岸田愉美さ
「生け贄にされたな」 「選挙の票集めのためだけだと思いたい」 差別よりもショックだったのは 参議院選挙(20日投開票)を前に、外国人への規制強化や権利の制限を公約に掲げたり、主張したりする政党が相次いでいます。街頭演説でも「外国人問題」と叫ぶ声もあります。でも、いまや町中に日本人と同じように暮らしている外国人は370万人います。当事者はどんな思いで見ているのか、ふたりに話を聞いてきました。 「生け贄にされたな」 都内の高齢者介護施設で働く30歳のインドネシア人男性は、勤務中にテレビで流れていたニュースで、「日本人ファースト」の街頭演説を見ました。 「どういうこと? アメリカファーストと同じ?」 気になって、夜勤明け、関連のニュースを探したそうです。 インドネシアのメディアが、日本の新聞を引用して「日本で新しい政党が、外国人政策を利用して爆発的に支持を広げている」と報じる記事を読みました。
トイレで聞こえてきたのは 「就職で冷遇されないか」 「これからも日本で生きる」一家の決断 参議院選挙(20日投開票)を前に、外国人への規制強化や権利の制限を公約に掲げたり、主張したりする政党が相次いでいます。街頭演説でも「外国人問題」と叫ぶ声もあります。でも、いまや町中に日本人と同じように暮らしている外国人は370万人います。当事者はどんな思いで見ているのか、話を聞いてきました。 先生から聞いた「日本人ファースト」 訪ねたのは都内のモスク。ちょうど夕方の礼拝時間で、室内にはランドセルや通学バックが並び、子どもたちの笑い声が響いていました。 中学3年生の女の子ふたりは、「いつも学校帰りに礼拝に来ます。友達との待ち合わせもここ。休みの日は、プリ撮りに行ったりします」と日本語で話してくれました。 両親はバングラデシュ出身ですが、ふたりとも日本生まれだったり、幼少期から日本で育っていたりしていて、
全国初、国営公園の「再現」 測量中の画像、100万回表示 にじむ土木職のこだわり 世界的な人気ゲーム、マインクラフトに、国土交通省の河川事務所などの出先機関が続々と「参戦」しています。現実社会で土木工事を専門とする職員が腕を振るった作品もあり、SNSで話題を集めています。「国土交通省」と「ゲーム」という一見相いれないようなコラボが続く背景にはどのような思いがあるのでしょうか。 全国初、国営公園の「再現」 マインクラフトは、3Dの仮想空間「ワールド」の中で、さまざまな立体ブロックを組み合わせて、自分の好みの空間をつくり、遊べるゲームです。 関東地方整備局江戸川河川事務所が4月、マインクラフトで首都圏外郭放水路を再現し、話題を集めましたが、実は江戸川河川事務所以外の国土交通省の地方整備局の事務所も次々とマインクラフトに「参戦」していて、国営公園などのワールドデータを公開しています。
〈ヒッチレース参加者インタビュー〉 築112年の京都大学「吉田寮」の寮祭名物「ヒッチレース」。参加した5人に帰還の過程を聞きました。今回は2人目です。 1913年に建てられ、現存する国内最古の学生寮といわれる京大「吉田寮」。今年は5月24日~6月1日に寮祭が開かれました。 その名物企画がヒッチレースです。55人が参加。寮生は一部で、寮や大学の外からも多くの人がやってきました。 5月24日0時。多数のドライバーたちの車にくじで振り分けられ、参加者たちは分かれて乗車。到着するまで、どこに降ろされるのかは見当がつきません。 さらに運営が推奨するのは手ぶらでの参加。身一つで見知らぬ土地からスタートします。 「レース」といえど帰還の「早さ」を競うわけではありません。帰還の過程の「おもろさ」が注目され、参加者たちは後日寮で開かれる「お土産話会」で聴衆にエピソードを披露します。 念願の初参加 初めて参加
紙面を埋め尽くすたくさんの人たちの「名前」――。52ページにわたって沖縄の新聞社の紙面に掲載されたのは、沖縄戦などで亡くなった24万2567人の名前です。今年は戦後80年であり、平和の礎ができて30年の節目でもあります。6月23日は慰霊の日。担当者に企画への思いを聞きました。(朝日新聞記者・玉那覇長輝) 「新たな戦争遺族に、私たちはならない」 「刻まれているのは、戦禍が奪い去った24万2567もの命。死の瞬間を知る人さえなく、遺骨になっても帰れなかった幾多の生きた証し」 そんな言葉で始まったのが、6月10日付朝刊の沖縄タイムス13面のメッセージです。こんな言葉が続きます。
西日本豪雨で家も車も被害 2年後に届いた手紙 戻ってきたZ 23歳の若さで亡くなった男性が大切にしていた愛車「フェアレディZ」。両親が20年にわたって保管してきたが、豪雨被害で水没してしまう。「整備士さんたちの教材になれば」と手放してから約6年が経った今月1日、まさかの再会が待っていた。 真っ赤なフェアレディZ 「エンジンの調子が悪いから、しばらくガレージに置いといて」 今から30年ほど前、岡山県倉敷市の実家に帰省していた山本晃司さんは、そう言って赤い車を置いていった。 中古で購入したという、真っ赤なフェアレディZ(S130型)。 バイト代をためて買ったもので、これから友人たちと手を入れていくそうだ。 当時、四国で大学生活を送っていたが、駐車場代がもったいないので実家に置きたい、とのことだった。 それからしばらく経った1997年11月、高松市にある病院から電話がかかってきた。 「息子さんが
「あやしまれていたかも」 出版社に依頼も「途方に暮れた」 子ども向けだけじゃないルビ 漢字の読みを伝える「ルビ」。そのルビが多く振られている本だけを集めた、珍しい書店のフェアが、開催中です。企画の始まりは、一人の男性からの「持ち込み」でした。 「あやしまれていたかも」 男性は、昨年4月から3カ月間にわたり、週の半分ほど、都心の大型書店として知られる丸善・丸の内本店(千代田区)に通い詰めていました。 男性が陣取るのは、決まって科学ジャンルの本棚の前。棚から手にとった本の数ページだけをぱらぱらめくって、本棚に戻すという行為を繰り返していました。 「ルビを確認するために、同じことを何回も続けていたので、書店員さんからは怪しまれていたと思います」 そう笑うのは、2023年に設立された「ルビ財団」代表理事の伊藤豊さんです。 出版社に依頼も「途方に暮れた」 ルビ財団は、「社会にルビを適切に増やすことで
表現上の「野心」 戦争にそなえる、に利用しない 戦争は「感動させながら」伝えるものではない 戦後80年の今夏、日本のNetflixでも公開される「火垂るの墓」。昨秋、先行した海外配信では「二度と見たくない傑作」などと絶賛するレビューが相次いでいましたが、日本でも待望の配信がようやく実現します。先日、この国内配信について、朝日新聞が10年前の高畑勲監督のインタビュー映像とともに報道すると、高畑さんが作品に込めた思いに改めて注目が集まりました。作中で戦争の悲惨さをあえて強調しなかった真意、そして、近年の風潮で心配していることとはーー。当時のインタビュー内容を振り返ります。(聞き手・平岡妙子、青木美希 / 再構成・小川尭洋 =いずれも朝日新聞) 表現上の「野心」 ーー「火垂るの墓」の公開は1988年で、「となりのトトロ」と同時でした。当時すでに野坂昭如さんの原作小説が出て20年ほど経っていました
800ページ増えても変わらぬ厚み 執筆・校閲者にはノーベル賞受賞者も 5月25日は「広辞苑記念日」。1955年に初版が出版された岩波書店の「広辞苑」は、2025年に出版70年を迎えました。広辞苑はどのように作られているのでしょうか。辞典編集に30年以上関わるベテラン、平木靖成・編集局副部長(56)に裏話を聞きました。 800ページ増えても変わらぬ厚み 「これ……武器じゃん」。小学校の時、図書館で広辞苑を手にした友人が口にした言葉に、思わず吹き出したのも今となっては懐かしい思い出。 平木さん、失礼な質問で恐縮ですが、広辞苑って分厚すぎません? 「広辞苑の厚さは80mm。これ、製本機械の限界で作っているんですよ。この厚みは初版からほとんど変わっていません。機械で大量に製本することを考えると、現時点ではこれ以上分厚くすることはできません」と、平木さん。 なるほど、ずっと厚み限界で作ってきたんです
「般若心経」をテーマに 執筆の経緯は 1年2カ月かけて数ページずつブログで公開された漫画が、一冊の本になりました。こうの史代さんが黒色と空色の2色で描いた『空色心経(そらいろしんぎょう)』です。執筆の経緯を詳しく聞きました。 「般若心経」をテーマに 『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』『ギガタウン 漫符図譜』などの著書で知られるこうのさん。 4月に発売された長編ストーリー漫画『空色心経』は、有名なお経「般若心経」をテーマにした作品です。 コロナ禍の日本と、紀元前のインドの、2つの物語が絡み合いながら展開。 300字弱でまとめられている般若心経の文言に沿って、それぞれの物語が進み、時空を超えて交わります。 日本の物語を黒色で、インドの物語を空色の万年筆で描画。 2色漫画という点も珍しいですが、発表方法も斬新でした。 事前に書籍化を発表し、2023年12月から1年2カ月かけて、数ページずつ
パンフレットで気づいた「きゅうりゅう」読み 「クーロン」が持つフィクション性 「クーロン」読みは使うべきでない? かつて香港にあり、おびただしいビルが密集した異様な姿で知られる「九龍城砦」。ゲームや映画の題材にもなり、日本では「九龍城=クーロンじょう」という読みで親しまれてきました。しかし、この九龍城砦を舞台にして大ヒットした映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」では、「きゅうりゅうじょうさい」と読ませています。クーロン読みを「あえて使わなかった」という配給会社に、その理由を聞きました。 パンフレットで気づいた「きゅうりゅう」読み トワイライト・ウォリアーズは、1980年代の九龍城砦を舞台に、裏社会の抗争と人情を描くアクション映画です。香港映画としての観客動員数は歴代1位を記録。日本でもSNSに多くのファンアートが投稿され、出演俳優が雑誌「anan」の裏表紙を飾るなど、2025
42歳の男性が、誰にも知られずに亡くなりました。取材を進めると、現役世代に潜む「孤独」が浮かび上がってきました 孤独死と言えば、一人暮らしの高齢者の問題。そんな考えが変わる取材を経験しました。ある42歳の男性が誰にもみとられることなく、死亡から1年以上経って見つかった――。何が起きたのかを知ろうと、現場を歩いて取材すると、現役世代に潜む「孤独」が浮かび上がってきました。(朝日新聞記者・宮坂知樹) 「孤独死=高齢者」と思っていたが… 「65歳以上『孤独死』年6.8万人 政府データ推計」 昨年5月、朝日新聞の1面にこんな見出しの記事が載りました。これまで孤独死をめぐる全国的な統計はありませんでしたが、記事は初めて公表された警察庁のデータをもとにしたものでした。 孤独死=高齢者。当初そう考えていましたが、元となるデータを確認してみると、意外な結果を目にしました。 2024年1~6月に自宅で亡くな
「過去最速で完売」若干恐怖 背景に「文学とメディアミックス」 進化する国語便覧 「過去最速で完売になってしまいました…。担当者は若干恐怖を感じています」。国語の授業でおなじみの国語便覧。突如SNSで注目され、一時品切れになる事態になりました。一体何が起こったのでしょうか。出版社に聞きました。 「過去最速で完売」若干恐怖 国語の「副教材」として知られる国語便覧。教科書より分厚くて重く、置き勉が禁止されていた時代に学生時代を過ごした方々にとっては、通学時に重くて苦労した記憶もあるのではないでしょうか。 先日、国語便覧を出している出版社の一つ、第一学習社のX(旧ツイッター)アカウントがこんな投稿をしました。 「いままでにないペースで売れてて震えています」 「過去最速で完売になってしまいました・・・。担当者は若干恐怖を感じています。 買えなかった方には大変申し訳ありません・・・。来週に向けて再販の
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