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今年の「かわいい」
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敵に情報を与えないため 危険を伝えられず 平和と天気予報 私たちの暮らしに欠かせないものとなっている天気予報。今年は日本で天気予報が始まって140年になる節目の年です。ところがある年の12月8日から、3年8カ月にわたって天気予報が行われない期間があったそうです。当時を知る101歳の男性は、「漁師に明日海が荒れることも伝えられなかった」と悔やみます。そんな天気予報の歴史を取材しました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) 明治生まれの天気予報 気象庁広報室に取材すると、日本で天気予報が始まったのは1884年6月1日だそうです。 担当者は「この天気予報は『全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ』というように、日本全国の予想をたった一つの文で表現するごく簡単なものでした」といいます。 この天気予報は中央気象台(気象庁の前身)や派出所(当時の交番)の掲示板などに、1日に3回張り出
目立たないところで役立ってるけど 「乾燥しそう」は間違い 地域への感謝と大きな意思 駅のホームで待っていると、やってきたのは〝たべられません〟と書かれた列車ーー。SNSで話題になっている画像。列車が食べられないのは当たり前ですが、画像を見ると、明確に「たべられない」と主張している! 企画した会社に聞きました。 「電子レンジ不可」 話題になっているのは、岡山県倉敷市の水島臨海鉄道の車両です。 気動車の全面に「たべられません」「DO NOT EAT」「電子レンジ不可」……などの文字が印刷されているのです。 そう、これは日々どこかで目にしている、お菓子などに入っている小袋「脱酸素剤」のデザインそのものです。 SNSでは「乗車しても大丈夫? 酸欠しない?」「何積んでも痛まなそう」「なぜこのラッピングにしたんだ(笑)」「反射的に取り除きたくなるデザイン」などと反響を呼びました。 インパクトが強い列車
たった一行の渡航記録が…… 悩まされた「同姓同名」 「出自知りたい」日系人は多いはず 「自分のルーツが知りたい」――。沖縄県にルーツのある人に、その情報を提供するサービスがあります。2016年から続くサービスは、県立図書館が提供しており、図書館の先進的な取り組みを表彰する「Library of the Year 2024」の大賞を受賞しました。どんな取り組みなのか取材しました。 図書館の窓口に70代の男性 沖縄県立図書館が2016年から続ける「Finding Okinawan Roots!」プロジェクトは、1899年以降、沖縄県から海外に移民として渡った人たちの子孫が、自身のルーツを辿るための仕組み。問い合わせを受けた県立図書館は、移民1世の名前や生年月日などの情報を元に、収集した資料からそのルーツを調べる手助けをします。 図書館が持つ資料を、利用者のニーズに合わせて提供するレファレンス機
がんの治療医が「緩和ケア」について情報発信する理由はーー。※画像はイメージ 出典: Getty Images 海外での安楽死の事例がニュースになると、患者さんからも「安楽死したい」という要望が出ると、主に抗がん剤でがんの治療にあたる腫瘍内科医の勝俣範之さんは話します。しかし、そこには誤解があり、「極端な選択肢を考える前に、できることがたくさんある」と勝俣さん。がん治療の現場から見た、その別の方法である「緩和ケア」の重要性について、勝俣さんに話を聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <プロフィール>勝俣範之(かつまた のりゆき):日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授、外来化学療法室室長。1963年山梨県生まれ。富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業後、国立がんセンター中央病院内科レジデント、内科スタッフ。国立がんセンター医長などを経て、2011年より現職。日本臨床腫瘍学会
SNSで著名人のなりすましアカウントによる偽広告が問題になる中、「『パパ活』で犯罪者に?」との広告を配信していた、“東京都庁”を名乗るInstagramアカウントがありました。怪しい点が複数ありましたが、東京都に取材すると、これは本物。取材後、アカウントの内容が変更されました。識者は「本物でも情報発信の質が低いと、なりすましと見分けがつかなくなる」と指摘します。(デジタル企画報道部・朽木誠一郎) “東京都庁”と名乗る、ID@tokyotocyouのInstagramアカウント。東京都庁戦略広報課アカウント(@tocho_koho_official)のような公式マーク(認証バッジ)はなく、“都庁”のローマ字表記も一般的な“tocho”ではなく、“tocyou”です。 投稿数は0、フォロワー数も前述の東京都庁戦略広報課アカウントの1.8万人と比べ、73と少なくなっていました(10月23日時点)
たとえ炎上しても閲覧数が稼げれば収益が上がる――。そんな姿勢による情報発信が増え、ウェブメディア全体の信頼性が揺らいでいる昨今。NHKで長らくデジタル発信に携わる足立義則さん、20年以上ブロガーとして活動する徳力基彦さん、朝日新聞withnews編集長の水野梓が、情報発信が過激化してしまう構造的な問題や、メディアが動画とテキストを行き来する意外なメリットなどをテーマに、イベントで語り合いました。(構成:朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <足立義則(あだち よしのり)さん 1968年生まれ。1992年のNHK入局から社会部や科学文化部などでIT取材のほか事件事故、災害など幅広く取材と番組制作にあたる。2012年から報道のデジタル発信を担当し、ウェブコンテンツ制作やSNSの運用、偽誤情報対策も。現在はNHKのデジタル戦略立案にもあたる。> <徳力基彦(とくりき もとひこ)さん 1972
数々のウェブメディアが立ち上がり、話題となり、クローズしていったこの10年。ネットの情報環境はどのように変化してきたのでしょうか。NHKで長らくデジタル発信に携わる足立義則さん、20年以上ブロガーとして活動する徳力基彦さん、朝日新聞withnews編集長の水野梓が、「ウェブメディアの激動の10年」をテーマに、イベントで語り合いました。(構成:朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <足立義則(あだち よしのり)さん 1968年生まれ。1992年のNHK入局から社会部や科学文化部などでIT取材のほか事件事故、災害など幅広く取材と番組制作にあたる。2012年から報道のデジタル発信を担当し、ウェブコンテンツ制作やSNSの運用、偽誤情報対策も。現在はNHKのデジタル戦略立案にもあたる。> <徳力基彦(とくりき もとひこ)さん 1972年生まれ。NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジ
終了直前に届いた2千字 「映画のような…」 Xでも拡散 エッセイ全文 あてもなく新京成線に乗り、新津田沼駅で降りた――そして、そこで働き始めて……。閉館する商業施設の「思い出」を市民団体が募っていたところ、閉館の数日前に寄せられたのは、2000字を超えるエッセイでした。全文を貼り出したところ、SNSで大きな反響を呼びました。 終了直前に届いた2千字 「随分詩的な文章だな、と書き出しに驚きました」 長文のエッセイが届いた時のことを、活動名「明里(あけさと)」さんはそう振り返ります。 明里さんが携わる「習志野の歴史を語る会」では、9月末に閉館した「イトーヨーカドー津田沼店」(千葉県習志野市津田沼)にまつわる思い出や写真を募集し、8月末から閉店の9月29日まで飲食エリアで展示会を開催しました。 一般の人からも思い出や写真が20件ほど集まり、津田沼周辺の歴史を手書きでまとめた年表などと共に掲示をし
「あえて自分がする理由もない」「炎上してしまうのでは」――ネットが普及し、誰でもできるようになったからこそ、そんな懸念からためらってしまう人もいる情報発信。そんな中で、あるベテランブロガーが、会社員として働きながら1000日連続のブログ更新を達成しました。徳力基彦さんに、そのチャレンジの理由をたずねました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <プロフィール>徳力基彦(とくりき もとひこ) 1972年生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、新卒で入社したNTTを若気の至りで飛び出して、仕事が上手くいかずに路頭に迷いかけたところ、ブログとSNSのおかげで人生が救われる。その際の経験を元に、書籍『普通の人のためのSNSの教科書』を出版し、現在はnote社でビジネスパーソンや企業におけるnoteやSNSの活用についての啓発やサポートを担当している。また、ブロガーとして、日本の「エンタメ」の未来や
夏休みが終わると、「図鑑について読書感想文を書いたのに学校で図鑑はダメと言われた」という嘆きの連絡をもらうことが多い。毎年、一緒に嘆いて怒ってあげることしか出来ないのだけど、図鑑で感想文を書いてはいけない理由がわからない。実は図鑑は読み応え抜群な文章が詰まってるのよ。 — ピン・セイダイ Nagashima, Seidai (@calisius) August 20, 2024 長島さんによると、夏休みには毎年、小学生の自由研究などで昆虫の質問や相談を受けることがあるといいます。 そのやりとりの際、「夏休みが終わってから、読書感想文で昆虫図鑑について書いた(書こうとした)けれど、学校でダメと言われた」と嘆く子どもたちが一定数いるのだといいます。 「私には読書感想文の制度を変えたり、担任の先生の方針を変えたりする力はありません。それでも、その嘆く方に共感することはできます。一緒になって嘆き、
2018年に複数の大学の医学部入試で女性受験者の点数を減点するなどの差別があったことが発覚。東京地裁に入る「医学部入試における女性差別対策弁護団」の弁護士たち=2020年10月14日、東京都千代田区 出典: 朝日新聞社 「自分が至らなかった」自らを責めた 「わがままなんかじゃない」寄り添うことは役割 守るべき「水源」とは 9月末に完結する、NHKの連続テレビ小説「虎に翼」。日本初の女性弁護士のひとりで、裁判官としても活躍した三淵嘉子さんをモデルにした主人公「猪爪寅子」が、戦前戦後の日本を舞台に奮闘します。このドラマが法曹界でも高く評価されたのは、今もドラマが描き出した「壁」が残っているから――。令和を生きる女性弁護士はそう指摘します。日本弁護士連合会(日弁連)で導入した「壁」を打ち破る〝秘策〟の例や、ドラマの描き方から日本の現在地を振り返ってもらいました。(聞き手・朝日新聞記者、山本逸生)
人口統計学賞「ご長寿記録、実は」 医学賞「痛くなる偽薬はよく効く」 確率賞「コイン投げは半々なのか」 2024年のイグ・ノーベル賞が米マサチューセッツ工科大学で9月12日(日本時間13日朝)、発表されました。東京医科歯科大の武部貴則教授らのグループが生理学賞を受賞し、日本人のイグ・ノーベル賞はこれで18年連続となりました。ただ、受賞した残る9件の研究も、おもしろいものばかり。研究者たちからいただいたコメントとともに、人口統計学・医学・解剖学・生物学賞を紹介します。(朝日新聞デジタル企画報道部・小宮山亮磨)
物理学賞「死んだマスの遊泳能力」 平和賞「ハトの力でミサイル誘導」 植物学賞「植物には『目』がある」 2024年のイグ・ノーベル賞が米マサチューセッツ工科大学で9月12日(日本時間13日朝)、発表されました。東京医科歯科大の武部貴則教授らのグループが生理学賞を受賞し、日本人のイグ・ノーベル賞はこれで18年連続となりました。ただ、受賞した残る9件の研究も、おもしろいものばかり。研究者たちからいただいたコメントとともに、紹介します。(朝日新聞デジタル企画報道部・小宮山亮磨)
「つらい思いをするかも…」に「大丈夫です」 ランプの位置、無線…工夫の声が社内から 「聴覚障害者もバス運転士できる」 「このバスの運転士は補聴器を使用して業務しています」 そんな運転席の横に貼ったお知らせを紹介したSNS投稿が話題となり、多くの応援コメントがつきました。投稿したのは、聴覚障害のある27歳のバス運転士です。勤務先のバス会社にとっては初となる障害のある運転士の雇用。共に働くための工夫について聞きました。 「ゆっくり・はっきり」でコミュニケーション バスの運転士の寺井大樹さん(27)は生まれつき両耳が聞こえず、右耳に人工内耳を装着しています。 モータースポーツが趣味の寺井さんは、ライセンスを取得し21歳の頃から鈴鹿サーキットなどで運転技術を磨いてきました。その頃から愛知県で自動車製造の仕事に従事していましたが、今年になり、地元の静岡・御殿場市に戻ることを決めました。 引き続き車に
《これはかわいい》 「絶対に跡がつかない」目指したが 「え~い、つけちゃえ」 洗濯物を、洗濯ばさみではさむと、跡がつきます。「どうせ跡がつくなら」と振りきった洗濯ばさみがSNSで話題です。 《これはかわいい》 Xで、ある「洗濯ばさみ」が話題になりました。 一見、普通の洗濯ばさみですが、はさんだシャツについた跡を見ると、「肉球」模様になっています。 この画像は、《どうせ跡がつくなら可愛い跡にしようっていう発想、罪深いな…》《これはかわいい》《跡がついたら、うれしい!》など反響を呼びました。 「絶対に跡がつかない」目指したが この洗濯ばさみは、「スタンプ洗濯クリップ」という商品でした。開発したのは、プラスチック製品や日用品の企画、製造を行うアイビー(東大阪市)。「今までありそうでなかったもの」「少しの工夫で暮らしがパッと明るくなる」をモットーに製品作りをしている会社です。 代表取締役の城尾八也
看護師として働いていたとき夫ががんになり、休職して自宅で看取った玉置妙憂(たまおき・みょうゆう)さん。その後、出家して僧侶となり、現在は緩和ケア病棟でスピリチュアルケアを担当しています。ふだんなかなか意識することのない「生老病死」。玉置さんに、「死」との向き合い方について聞きました。(構成/withnews編集部・水野梓) SNS医療のカタチTV2024: 2024年8月3,4日、有志の医師たちでつくる「SNS医療のカタチ」が配信したオンライン番組。この記事はそのセッションを記事化した1回目です。 「SNS医療のカタチTV2024」のアーカイブ視聴ができます。申し込みはこちら(https://snsiryotv2024archive.peatix.com/)から
東京の地下鉄駅では、構内の至る所に天井を覆うビニールシートとそこから伝うチューブが見られます。外が晴れている日でも、通路や階段の側溝には勢いよく水が流れていることも。なくてはならない東京の交通網では一体、何が起きているのでしょうか。東京メトロを取材しました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) <乗り換えでよく利用する東京メトロの日比谷駅。ふと、通路や階段の側溝を勢いよく流れる水に気がつきました。あれ、ここ数日は晴れの天気が続いているのに――。 それ以降、注意して駅構内を見るようにすると、至る所にある天井を覆うビニールシートと、そこから伝うチューブ。チューブは集まって束になり、側溝につながっているところもありました。 一度、気になってしまうと、同じような光景が東京メトロの他の駅や、都営地下鉄でも目につきます。なくてはならない東京の交通網で一体、何が起きているのでしょうか。> 東京メト
何度もバズったエモ商品 1円玉大のCDに録音 売れたら売れるほど赤字だけど…… まさかガチャガチャから出てくるもので、録音ができるとは――。SNSでもたびたび話題になる、小さなサイズのCDプレーヤー。製作者のどのような思いがそれを実現させたのでしょうか。ガチャガチャ評論家のおまつさんが取材しました。 何度もバズったエモ商品 今年1月から6月に発売された「オリジナル」のガチャガチャは、私が調べたところ1500アイテム以上あります。そのなかで、ガラケーやたまごっちなどの平成レトロのガチャガチャが10%以上を占めており、ひとつのトレンドになっています。 平成レトロに関連づけられてよく使われる言葉として、「エモい」があります。哀愁や情緒的、ノスタルジーなどを伴う何ともいえない複雑な気持ちや、心や感情が大きく揺さぶられるような気持ちを表現する時に使われているようです。このエモさがピッタリ当てはまる商
「これ、日本車じゃない?」 最初にウクライナで「マツダ車」の画像を投稿した平野高志さんにオンラインで話を聞きました。 平野さんは東京外国語大学でウクライナ語を学んだ後、西部リビウの国立大学に進学。修士号を取得し、2018年からウクライナの国営通信社「ウクルインフォルム」で日本語版編集者として活動しています。キーウに住んで10年以上だそうです。 マツダ車の写真を撮ったのは、7月28日、ウクライナ人の友人の写真を撮るため、キーウ市郊外に行った時でした。 その場所は、避暑地として、ウクライナでは一般的な「2軒目の家」を持つ人たちが過ごす緑の多い場所で、静かなところ。 路肩に駐車されていた車を見た友人が「これ、日本車じゃない?」と言いました。 そう言われてよく見ると、確かにマツダ車でした。近くに運転手らしき人はいませんでしたが、まだ現役で使われているようです。 ウクライナでは、国産車もありますが、
「宇宙へ行ってみたい」 箱内をマイナス18度で5時間保つには 宇宙から戻ったアイス、味は 九州でおなじみのアイス「ブラックモンブラン」シリーズの特別パッケージにある、ユニークな〝注釈〟が、SNSで「二度見した」と話題になっています。「この画像は実際に宇宙に飛ばして撮影したものです」。製造販売している竹下製菓(佐賀県小城市)に真意を聞きました。 「注釈のさりげなさよw」 話題になっているのは竹下製菓のアイス「スペシャルブラックモンブラン」の55周年記念、特別パッケージです。 〝通常〟パッケージでは、「ブラックモンブラン」の背景に、ヨーロッパの最高峰・モンブランの雪山がそびえ立っているのですが、特別パッケージでは背景に広がるのは真っ暗な宇宙空間と、青い地球。 パッケージには、小さな字で注釈が入っています。「この画像は実際に宇宙に飛ばして撮影したものです」 このパッケージはXで、「注釈二度見した
我が子も大好きな保育園のプール遊び。子ども時代の夏らしい楽しみの一つですが、近年は「当日に急な中止の連絡が入った」という声がSNSに投稿されることも多くなっています。この中止の理由は、親の世代としては意外に感じる人もいるようで――。プールで熱中症になる理由や対策、プールが中止になる基準など、親になるまで知らなかった、子どものプール事情について調べてみました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) 水遊びが大好きすぎて、保育園でプールに入った日は、幼さ以上に奇行3~4割り増しの変なテンションになる我が子。夏生まれとしては、やはり感じ入るものがあるのでしょうか。 保育園での行動を親に知らせてくれる連絡帳アプリでは、お友だちと水をバシャバシャしながら満面の笑みを浮かべる写真が送られてきて、思わずこちらもふふっと笑ってしまう、なんてこともよくあります。 しかし、最近は当日になって、急に「プール
「可視化されるとわかりやすい」 始発なら本州の端までたどり着く 1日乗り放題の「青春18きっぷ」を使ったとき、東京からどこまで、どのくらいの時間で行けるのか――。それを可視化したマップがSNSで話題になりました。なんと、18きっぷでこんなに遠い場所まで行けるんです。 「可視化されるとわかりやすい」 「青春18きっぷを使って東京駅を平日の始発で出発したときの主要駅への到着時刻を表現したマップを作りました」 そんな文言とともに投稿された地図が話題になりました。 これを見ると、18きっぷを使って東京駅から出発し、全国の主要な駅に何時ごろ到着できるのかひと目でわかります。 最新版の地図を見ると、午後10時過ぎには青森駅に、午前0時までには西出雲駅(島根県)や新山口駅まで行けるそうです。 この投稿に、「時刻表だけだと素人はなかなかイメージできないんだけど、こういう形で可視化されるとわかりやすい」「星
海外の日本食を食べた経験で 「宝探しをしているよう」 「3年かけて上げてきた期待が…」 「覚えていますか? 3年くらい前に日本でマリトッツォブームがあったのを」ーー。日本で人気になったイタリア発祥のスイーツ。ブームのさなか、「本場」で味わうまでは絶対に食べないと誓って、執念を燃やし続けた人がいます。SNSで発信して話題になった、念願の「マリトッツォ初解禁」。一体、どんな味だったのか、「誓い」を守った結果を聞きました。
《お客様が少なく久々にプリンを余らせてしまった店主ですが明日も『これ全部私のもの……ってコト!?』と嬉しさのあまり胃の負担を一切考慮しないクレイジー☆プリンアラモードを創り上げながら働かせていただきます》 画像には、巨大な皿の上に、5個のプリンとフルーツ、アイス、生クリームがたっぷりと、見た目も美しく盛られています。 この投稿には、「何だこの天国みたいなやつは」「え~夢盛り!」「宝船に見えます!」「誰もが一度は夢見た『さいきょうプリンアラモード』」「盛りつけるの楽しかったでしょうね」とコメントが寄せられ、3.7万いいねが付きました。
アフリカ・カメルーン西部のデュラ村で仲間と養鶏場を営むコンボさん(手前)。本圓雅希さん(奥中央)ら養鶏場の従業員たち=カメルーン、本圓さん提供 カメルーンで日本の浪人生と出会う 日本人へ「アフリカに来い」 真意は 「失敗は全ての終わりではない」 昨年11月、X(旧Twitter)で、泥だらけのバケツの上に置かれたノートの画像が筆者の目にとまりました。ノートには、黒のマジックペンで、こう書かれていました。 《日本人、過労自殺が多いと聞いた。死なないで欲しい。仕事は辞めていい。世界はとても広い。アフリカに来い》 一見ぶっきらぼうですが、不思議と温かみも感じられる文章。投稿主のアカウント名は「kongbo」(コンボ)。カメルーン西部のデュラという農村から発信をしているようでした。 興味がわいた筆者は、彼のアカウントをフォローし始めました。 「気持ちが楽になるよ」 この投稿には、感謝のコメントが相
“グンマーの国境”などとしてネット上でミーム化されてきた、群馬・長野県境にある毛無峠(けなしとうげ)の「群馬県」「遭難多発区域」「立入禁止」などと記された看板。しかし、大自然に晒されたその文字が次第に消えかけ、今後が取り沙汰されています。実は看板の先には、かつて繁栄し、後に悲劇が訪れた鉱山と集落の遺構も。管理する群馬県の中之条土木事務所に話を聞きました。( #ふしぎなたてもの 取材班) 群馬県と長野県の境にあることから、10年以上にわたり“グンマーの国境”と呼ばれてきた、毛無峠のスポット。 「群馬県」「この先危険につき関係者以外立入禁止」「遭難多発区域」などとされた看板が並んでいることで、まるで「この先の群馬県が遭難多発区域で危険」であるかのように読めるとして、ネットで度々、話題になってきました。 実際には高木がなく風が抜け、雄大な大自然がパノラマで広がる、爽やかな場所です。 この看板のう
失われた技術 設備がなく、技術者も引退 迫るタイムリミット 6500メートルの深海まで人を乗せて潜れる「しんかい6500」。重要部品をつくる技術が、今の日本にはもうない――といった趣旨の投稿が話題になりました。この情報は本当なのでしょうか。しんかい6500を運用している海洋研究開発機構(JAMSTEC)に話を聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) 失われた技術 「しんかい6500」はその名の通り、6500メートルの深さまで潜れる有人潜水調査船です。 1989年に三菱重工によって建造され、就航以来、1700回以上の深海調査を行ってきました。 水中では10メートル潜るごとに1気圧ずつ水圧が増していくため、深海6500メートルでは、1平方センチメートルあたり、約650キロもの力がかかることになります。 自衛隊や米軍が運用する軍用の潜水艦でも、この水圧にはとても耐えられません。 その
全国の2300万の名字を分析 「X藤」「X本」はどこに多い? 「偏り」少ない地域にも注目 佐藤、鈴木、高橋……日本の名字のバリエーションは10万を超えるともされています。どこにどんな名字が集まっているのか、その〝偏り〟の解明に挑んだ男性がいます。町や丁目単位で可視化した地図から浮かび上がってきたものは……。(朝日新聞デジタル企画報道部・篠健一郎) 全国の2300万の名字を分析 作成したのは、地図会社の東京地図研究社(東京)の小竹尊晴さん(おだけ・たかはる、29)です。幼いころから地図に興味があり、大学院では人文地理学を専攻。名字の地理的分布に関心を持ち、珍しい名字を調べるようになりました。 小竹さんによると、名字研究家の間では「東日本は名字の種類が少ない」ことが知られていました。これを統計分析で裏付けたいと考え、2年ほど前に趣味で名字の全国分布を調べ始めました。 使ったのは、個人名と住所が
『ブラック・ジャック』のドラマ化に伴い、衝撃的な、かつ“闇医者”ブラック・ジャックの生命倫理観を示すエピソードとして、原作マンガの「無脳児(作中では無頭児)」の回を紹介するSNS上の投稿が拡散されています。無脳児とはどのような状態で、その親はどんな選択や対応をし、どんな思いを抱くのでしょうか。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎) 製作発表時から話題になっていた、手塚治虫さんのマンガ『ブラック・ジャック』の24年ぶりとなるドラマ化。原作からの設定の改変に伴い、キャラクターの生命倫理観が取り沙汰されています。 その中で、主人公の“闇医者”ブラック・ジャックの生命倫理観を反映するエピソードとして、原作マンガの第12話「その子を殺すな!」の回を紹介する投稿がX(旧Twitter)に投稿され、拡散されています。 見る人がグロテスクに受け取るであろうタッチで、大きく描かれた無脳児(作中では<無頭
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