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坂のある非風景 カタロニアの光と影
吹いていた風に吹かれている。私がもし音楽について語ったらそれは口を滑らせたからだ。忘れるために語... 吹いていた風に吹かれている。私がもし音楽について語ったらそれは口を滑らせたからだ。忘れるために語ったわけではない。記憶に留まることを妨害する何かがこのときも口を滑らせる。 音楽についてはほとんど知らない。音楽に没頭しないために、あらゆることを試したと言いたくなってしまう。実際、バッハを聴きながら目を閉じると、涙が流れ続けた。この感じは「もう私には過去しかない、それなのに過去はない」という言葉が生まれるときの感じと似ている。バッハは神に至る道を示している、それゆえにわかる。引き裂かれる悲しみの根源にある過去の不在とは、おそらく神の不在である。 目を開かなければならない。ソプラノ歌手の美しい横顔に見惚れて、音楽に没頭してはならない。 止んでしまった雨にまだ降られている。カタロニア民謡はどれも「荒城の月」のように聴こえた。太田哲也氏の過激な編曲で「荒城の月」はぎしぎしと音をたてていた。民謡が民謡
2011/05/15 リンク