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【真理と自然観】 《真理》 結論から言って, 真偽は人様々ではない。これは誰一人抗うことの出来ない真... 【真理と自然観】 《真理》 結論から言って, 真偽は人様々ではない。これは誰一人抗うことの出来ない真理によって保たれる。 “ある時, 何の脈絡もなく私は次のように友人に尋ねた。歪みなき真理は何処にあるのか, と。すると友人は, 何の躊躇もなく私の背後を指差したのである。” 私の背後には『空』があった。空とは雲が浮かぶ空ではないし, 単純にからっぽという意味でもない。私という意識, 世界という感覚そのものの原因のことである。この時, 我々は『空・から』という言葉によって人様々な真偽を超えた歪みなき真実を把握したのである。我々の世界は質感。また質感の変化からその裏側に真の形があることを理解した。そして我々はこの世界の何処にも居らず, この世界・感覚・魂の納められた躰, この意識の裏側の機構こそが我々の真の姿であると気付いたのである。 《志向性》 目的は何らかの経験により得た感覚を何らかの手段を