「引っ越せない生徒に不利益」＝県立高のサテライト校集約で―教研集会 （時事通信） - Yahoo!ニュース

富山市で開かれている日本教職員組合（日教組）の教育研究全国集会の分科会で29日、東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島県の高校の状況が報告された。 東日本大震災以降、楢葉町といわき市の中学を兼務し数学を教える男性教諭（42）は、警戒区域内の県立高校8校が、別の学校の空き教室や体育館を間借りして臨時授業を行う「サテライト校」を、生徒の避難先ごとに1校で2〜5校開設したと報告。しかし、生徒が10人以上集まらないと開設されないため、実際に開設されたのは予定された40校のうち24校にとどまったという。 県教委は当初、在校生が卒業するまでは1校につき複数のサテライト校を維持するとしていたが、行事や部活動の実施が困難なことなどから、2012年度以降、宿泊施設を設けて集約する方向で検討。教諭は「引っ越しできない生徒は転校せざるを得ない」と訴えた。 また、震災後にいわき市に転入した中学3年の生徒

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「引っ越せない生徒に不利益」＝県立高のサテライト校集約で―教研集会