Yahoo!ニュース - ＥＣＢ総裁、現行緩和策「来年初めに再評価」 （産経新聞）

【ベルリン＝宮下日出男】欧州中央銀行（ＥＣＢ）は４日、ユーロ圏１８カ国の金融政策を決定する定例理事会をドイツ・フランクフルトで開いた。ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、現行の金融緩和策の効果について「来年初めに再評価する」と述べ、必要な場合は「非伝統的」な追加緩和策を講じる用意があると強調した。 金融市場ではユーロ圏のデフレ阻止のため、ＥＣＢが大量の国債を買い取る量的金融緩和を導入することへの期待が高い。ドラギ氏の今回の発言も、追加緩和での国債買い取りを示唆したとみられている。 ユーロ圏では１１月の消費者物価指数が前年同月比０・３％増にとどまり、ＥＣＢが物価安定の目標とする「２％弱」を大きく下回っている。ＥＣＢは債券の一種の「カバードボンド」などの購入で市中の資金量を増やそうとしている。 ＥＣＢはまた、主要政策金利を過去最低の０・０５％に据え置き、銀行の余剰資金をＥＣＢが預かる際に料

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【産経新聞】ＥＣＢ総裁、現行緩和策「来年初めに再評価」（産経新聞）