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川口・金澤論文「公共図書館によるクラウディングアウト効果と公共貸与権」について - 29Lib 分館
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川口・金澤論文「公共図書館によるクラウディングアウト効果と公共貸与権」について - 29Lib 分館
図書館関係者の間で話題となっている川口・金澤論文1)を読んでみた。まず「やっと出たか、図書館所蔵と... 図書館関係者の間で話題となっている川口・金澤論文1)を読んでみた。まず「やっと出たか、図書館所蔵と新刊売上の負の相関」というのが第一印象。図書館関係者の間では十年前から論争があったけれども、小規模なデータを使った議論が多くて決定打が無かった。今年になって、経済学者の浅井澄子(明治大学)と貫名貴洋(広島経済大学)がそれぞれ関連する論考2)3)を発表していて、図書館の貸出と売上の低下の間の因果関係を否定していた。「やはり図書館の影響はないのかな」と関係者──僕も含めて──も思い始めていたところだった。それが年末に出たこの論文で覆されたわけで、その衝撃は大きい。 浅井・貫名ともにタイトル間の違いを考慮しないマクロデータを使っての検証だったが、川口・金澤論文は、個別のタイトルの所蔵数と販売冊数を突き合わせるという、ミクロデータを使っての検証である。2017年の4月から7月の毎月の、自治体単位での所