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発信箱:悲しいほどの…=与良正男 - 毎日jp(毎日新聞)
森喜朗内閣発足時の00年春から1年、官邸取材の責任者(キャップ)として過ごした。 政策の記事を書い... 森喜朗内閣発足時の00年春から1年、官邸取材の責任者(キャップ)として過ごした。 政策の記事を書いた記憶がほとんどない。失言ばかりを追いかけるような悲しい毎日だった。この直後、政権に就く小泉純一郎元首相が「郵便ポストが赤いのもみんな森さんが悪いような状況になっちゃったなあ」とぼやいていたのを思い出す。 麻生太郎首相を指して「あの時と似てきた」との声を聞く。相次ぐ失言などで本人の資質が問われ、支持率低下を招いている状況は確かに似ている。だが、大きく違う点もある。 当時は橋本派という強大派閥があり、首相を降ろしたければいつでもできたし、その筋書きを綿密に書く人がいた。一方で小泉氏のように空気を一変させるウルトラC(古いな私も)的選択肢もあった。そして、時の首相が行きづまったら野党に政権交代させたらという気持ちも国民の間に乏しかった。 麻生内閣の支持率は21%(毎日新聞調査)にまで落ち込んだ。そ
2008/12/14 リンク