子供をなめるな - ある広告人の告白（あるいは愚痴かもね）

前にも書いたような気がするけれど、子供をなめちゃいけないということを思うようになったきっかけに、「銀河鉄道の夜」というアニメ映画のことがあります。１９８５年制作で、細野晴臣さん音楽、別役実さん脚本、杉井キサブローさん監督。原作は、もちろん宮沢賢治の童話ですが、ますむらひろしさんの漫画が原案になっています。 ますむらひろしさんの「銀河鉄道の夜」は、主要な登場人物が二足歩行する猫として描かれ、その漫画を原案とする映画版もそれにならっています。この設定は、ますむらさんが漫画化するときに、宮沢賢治の親族の方の反発や、研究者の方々の批判もあり、ますむらさんが説得にあたられたと「イーハトーブ乱入記 - 僕の宮沢賢治体験」という本に書かれていました。 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」という作品が持つファンタジー性をビジュアル化する方法論としては、擬人化された猫で描くという手法は、ある意味では正攻法であり、それ

[hirok52]

子供の方がストレートに受け取るのかな。

[CavalleriaRusticana]

　　「クレヨンしんちゃんの映画が人気だと言います。劇場版がなぜ子供たちに人気かと言えば、子供たちに媚びずにきちんと作っているからでしょう。制作陣が最初の頃から真剣勝負を挑んだ結果だと思います。」

[kikai-taro]

どこから来て、どこへ向かうのか、ということに子どもは敏感なのかもしれない

[kkbt2]

「劇場版がなぜ子供たちに人気かと言えば、子供たちに媚びずにきちんと作っているから」この転回、ジブリなどにも通じるものが。子供は適当な専門用語に空気読んでうなづいてくれたりしないし。

[kobeni_08]

私はこの銀河鉄道の夜が小さい頃から大好き。原作もネコなんだと勘違いしていた。音楽も細野さんでとてもいい。CDも買って何度も聴いていた。そうやって子供の頃から好きで、いまも好きなものって結構ありますね。

[WinterMute]

"難解で、よくわからないな、と思いながら観ていた私は、子供たちに負けたなと思いました"

[false_alarm]

「子供を意識するということは、大人である私たちが、真剣に自分に向き合い、真剣に表現と向き合うことであり、つまり、逆説的になりますが、子供を意識するなということでもある」

[loplos]

映画版『銀河鉄道の夜』にまつわる「子供をなめちゃいけないこと」。この考え方は文章を書くうえでもあてはまります。