会 報 ： オゾン脱臭に伴う危険性について

オゾン脱臭に伴う危険性について 岩城隆昌†（東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター助教授・東京都獣医師会会員） 阪田総一郎，漆谷昌己，上村 泰（高砂熱学工業(株) ） 1 は じ め に 我々獣医師の職場に限らず，生活環境周囲で発生する臭いを脱臭しようとする要求が高まっている．この目的のために開発された脱臭装置の中には，オゾンの酸化力を利用して脱臭（除菌）しようとした装置が市販されている．一方，各地の浄水場で行われている高度浄水処理と称するオゾンを利用した溶解性有機物（微生物類を含む）や異臭味の酸化除去・消毒・殺菌法がマスコミ等で紹介され，さらにオゾン層が有害紫外線を吸収し，我々地球の命を守っていると聞かされ，オゾンは有益で安全な物質というイメージが生まれている．しかしながらオゾン脱臭装置の中にはその使用方法（人や動物が居住する密閉性の高い室内使用）により，その安全性に問題のあるものや効

[muchonov]

ここ非常に疑わしいけど、すごく流布してる＞「オゾン発生直後の室内に入り臭いが消えたと感ずるのは，オゾンそのものが嗅覚細胞を麻痺させて人体に有害な“臭覚麻痺に基づく無臭効果”が得られることも一因と予測」

[quick_past]

ナノイーとかさっさと発売禁止にすればいいのに。なんでオゾンが体にいいと思われてるんだろうか

[fedelini]

“オゾン脱臭装置の中にはその使用方法（人や動物が居住する密閉性の高い室内使用）により，その安全性に問題のあるものや効果の点で疑問が残るものも存在する”

[n_pikarin7]

濃度の高低によらず，オゾン単独による脱臭は嗅覚の麻痺作用による効果であって，健康に無害とは言い難い．