サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
somethingorange.jp
もうすでに一時的な流行は去ってしまった感もあるが、ソーシャルメディアではいまも「異世界転生」が話題である。その是非を巡ってきょうも不毛とも思える論戦がくりひろげられている。 で、なぜ「異世界転生」なのかというクエスチョンに対しては、いろいろなアンサーが考えられるだろう。「氷河期世代」や「失われた30年」といった現実社会の事情に対応しているというのもそのひとつだし、あらゆる願いが奔放に叶う場所として「異世界」が要請されているという考えかたもあるはずだ。 ぼくは、そういったひとつひとつのアンサーを否定するつもりはとくにない。ただ、時々、それらとはちょっと違う考えかたを思い浮かべることがある。つまり、もう「異世界」くらいしか冒険の舞台がないのだよな、と。 かつて、神話の時代、世界は十分に広く、冒険の舞台にあふれていた。なぜなら、個々の人間の視野はあまりにも狭く、その外に何が広がっているのかだれも
https://twitter.com/HikaRururor0410/status/1841466124967493852 そう――「普通」という概念は、ときとしてまさに暴力である。何か、あるいはだれかを「普通」と捉えることは、必然に「普通じゃない」モノやヒトを生み出し、それらを「異常」な存在として見下し差別することに繋がるわけだ。 たとえば、異性愛者が多数を占める社会では同性愛は「普通じゃない」セクシュアリティのかたちとして非難や嫌忌の対象となる。あるいは、学校出身者が多数である世の中では学校に通わない人間は批判される。 いくらでも例が挙げられるだろうが、ぼくたちが生きている社会では少数派はたいてい肩身の狭い思いをするものなのである。 もちろん、じっさいには「マジョリティ」と「マイノリティ」の区分はシンプルに数によって決まるわけではなく、権力の有無などが微妙に関わって来ることだろう。
アニメ『負けヒロインが多すぎる!』が人気だ。 ぼくはまだ序盤しか観ていないが、たしかに面白い。いったい何なんでしょうね、この演出の切れ。技術的な事柄に関してなど、くわしいことは監督のインタビューをご覧ください。
いまに始まったことではないが、大谷翔平が大活躍だ。 9月29日現在で一試合を残してホームラン50本、盗塁50回の歴史的な記録を達成、なおかつ三冠王の可能性もあるという途方もない数字を記録していて、MVPの呼び声も高い。 これで「本業」はピッチャーだというのだから、とんでもないヤツとしかいいようがない。世界野球史上、否、あらゆるスポーツの歴史上でも指折りの才能といっても過言ではないだろう。 さて、そんな大谷の偉業は、しばしば「マンガ」と比較されることがある。ワールド・ベースボール・クラシックのあまりにもドラマティックな活躍もあって、その人生を仮にマンガにしたら成立しないというのだ。 「大谷はマンガを超えた」とか「フィクションを超えてしまった」という人も、プロの漫画家を含めてたくさんいる。あまりにもすごすぎて仮にマンガに描いたらリアリティを感じられないということだろう。 https://new
〈アニメ療法〉をご存知でしょうか? ちょっと目にした耳にしたことがあるという方はいらっしゃるかもしれませんが、くわしく知っているという人は少ないでしょう。 それは精神医療の臨床にアニメをもちいる方法論のことで(この場合「アニメ」とは日本製のアニメやマンガ、ゲームなど広い範囲を指す)、イタリア人精神科医のパントー・フランチェスコさんという人物が考案しました。 アニメを精神的な病気の治療に使うというと、いかにも奇異な、いってしまえば色物的な印象を受けてしまうところですが、じっさいには医療的な伝統にのっとったものであり、また、それなりのエビデンスも蓄積されてきているのだとか。 となると、一アニメオタクとして非常に気になるわけで、そのアニメ療法の「理論編」の『アニメ療法』(968円)と、「実践編」であるところの『実践アニメ療法』(3740円!)を、先日、Amazonで、断崖から飛び降りるような気持
中国のBL事情がわかってめちゃくちゃ興味深いと同時に、どんなに規制されてもありとあらゆる手でBLを読もう、観よう、聴こうとする中華腐女子の皆さんの熱意に感動さえ覚える一冊なのであった。すごいなあ。 さて、日本の影響で「耽美(ダンメイ)」と呼ばれる中国のボーイズ・ラブだが、基本的に同性愛を認めない共産党政権の統治下にある中国では、その存在そのものが認められていない(ただし、中国は歴史的にはわりあい同性愛に対して寛容であるともいう。ただ、もちろん、それは「男性」同性愛の話であって、女性の場合はどうなのかわからない)。 しかし、その厳重な規制のもとでも現実にBLは描かれ、さらにはヒットしているのである。この本では、中国の作家たちがどうやって規制をくぐり抜けているのか、それが具体的な例を出しながらくわしく説明されている。 結論からいうと、恋愛や性愛の描写をどうにかごまかしながら出しているらしい。見
ただ、これ、読み終えたからいえるのですが、なろう小説はあまり関係ないんじゃないかなあ。 最初から最後まで舞台は現代社会だし、「転生」という概念をキーに物語が進むことはたしかであるものの、逆にいうとそれだけのことでしかなく、「なろう小説らしさ」はほとんどない。 なろう的なものからインスパイアされていることはたしかだとしても、とくになろうに対するパロディ性とか批評性も感じない。いちおうネタバレを避けたうえでいうなら、SFとしてもそこまですごい作品ではないと思う。 ただ、それなら箸にも棒にも掛からぬ駄作なのかといえばそこまででもない感じではあるので、ぼくの感想は「うーん、普通?」というどうにも煮え切らないものになってしまう。 しょうじき、「読む前は見下していたけれど、思わぬ傑作でした!」とか「あまりのつまらなさに大草原不可避wwwwwwwwww」みたいなことを書けたら良いと思うのだが、どうもそう
電子書籍の時代では、深夜の0時から新刊を購入することができる。さっそく買って、読んでみた。 ストーリーはマンネリだが、シャープな文体はあいかわらずの切れ味。ぼくやあなたが生きているのと同じ時代の池袋、その汚れた街を舞台としたストリート探偵・真島マコトの冒険を存分に楽しむことができる。 収録された四つの中短編のなかでも最も面白く興味深いのは最後の「男女最終戦争」だ。 例によって他の作品の倍の長さがある中編で、テーマはいまもネットを中心に繰り広げられる「男と女の戦い」。たがいにあいてを卑劣な悪とみなした一群の男女が繰り広げるむなしくも壮大な「最終戦争」である。 物語のなかではフェミニズムを笑い倒すお笑い芸人のファンのなかから、フェミニストをねらって硫酸をかけるアシッドアタックを実行する男があらわれ、マコトがその特定に挑んでゆく。 きわめてむずかしいテーマだと思うのだが、男性にも女性にもとくべつ
【いま、マンガやアニメはかつてなく面白い!と思いませんか?】 【「つまらなくなった」言説はそれこそ昔からある】 【じゃあ、アニメはどうなのさ?】 【いま、確実に面白いマンガ10作!】 ・阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』 ・杉浦次郎 『ニセモノの錬金術師』 ・トマトスープ『天幕のジャードゥーガル』 ・つるまいかだ『メダリスト』 ・福田晋一『その着せ替え人形は恋をする』 ・史セツキ『日本の月はまるく見える』 ・おがきちか『Landreaall』 ・平井大橋 『ダイヤモンドの功罪』 ・inee『ラブ・バレット』 ・平鳥コウ&山田J太『JKハルは異世界で娼婦になった』 【いま、マンガやアニメはかつてなく面白い!と思いませんか?】 昔は良かった――インターネットのなかでも外でも、そういうふうに嘆く人は大勢います。とくにわが日本は「失われた30年」と呼ばれる経済的停滞を経てきているわけで、「ああ、バブル
はてなブックマークで上がって来ていたこのような記事を読んだ。 いわゆる「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)」がどのような経緯を経ていま、批判や嫌味や罵倒のための言葉として使われているのかという解説である。 ほぼ一年半ほど前の記事のようだが、漠然と認識していた「ポリティカル・コレクトネスという言葉」のヒストリーを通史的につまびらかにしていて、勉強になった。 きわめて粗雑に使われがちな言葉をその変化のプロセスを踏まえた上でていねいに再定義する非常に有効な力作記事だと思う。 「ポリコレ」が実体を欠いた空虚な概念にしか過ぎないというのはまったく賛成で、「ポリコレ」を巡る議論は、賛成の側に立つにせよ反対の側に与するにせよすべてむなしい。言葉の明確な定義が存在しないからだ。 そのことを理路整然とあきらかにしただけでも、とても意味がある内容なのである。 しかし、一方で気になる点もなくはない。個人的に
【日本のアニメやマンガはなぜこんなに元気なのか?】 【ひと握りの傑作は「泥中之蓮」と考える】 【日本のアニメやマンガはなぜこんなに元気なのか?】 「きれいはきたない、きたないはきれい。」シェイクスピア『マクベス』 マクベス(新潮文庫) 作者:ウィリアム・シェイクスピア 新潮社 Amazon 『アニメビジネス完全ガイド 制作委員会は悪なのか?』という本を読んだ。 製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド (星海社 e-SHINSHO) 作者:増田弘道 講談社 Amazon 「第四次アニメブーム」を迎えてたくさんのアニメ作品が制作された2018年に刊行された一冊で、世間でいわれるアニメ業界に対する誤解を否定したりもしつつ、その時点での業界のさまざまな長所や短所を検証している。 面白いのは、2024年の視点から著者の業界に関する予想をチェックできることだ。この時点では、コロナウィルス・パ
【プロフィール】 【アリスソフトのゲームが格安ですよ】 ・【期間限定】【35周年記念】アリスソフト全部入りセット(38500円) ・【まとめ買い】アリスソフト35周年記念!ドーナドーナが選べる5本まとめ買い(5500円) ・『超昂天使エスカレイヤー・リブート』(3740円/50パーオフ) ・『超昂神騎エクシール』(3740円/50パーオフ) ・『イヴニクル』(3740円/50パーオフ) ・『イヴニクル2』(3960円/50パーオフ) ・『ランス・クエスト マグナム統合版』(2090円/50パーオフ) ・『ランス9 ヘルマン革命』(3740円/50パーオフ) ・『ランス10 決戦』(3960円/50パーオフ) ・『夜が来る!』(1980円) ・『大悪司』(500円/76パーオフ) 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評や映画評などを掲載しています。 現在、マルハン東日本さまのウェブサ
【プロフィール】 【母殺しは可能なのだろうか】 【萩尾望都と山岸涼子――ふたりの天才】 【「執着」と「溺愛」】 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評や映画評などを掲載しています。 現在、マルハン東日本さまのウェブサイト「ヲトナ基地」で定期的に記事を掲載中。 お仕事の依頼、個人的な連絡などは以下のページからどうぞ。 ボタンをクリックするとこのブログを継続して購読できます。よろしくお願いします。 それでは、本文へどうぞ。 【母殺しは可能なのだろうか】 先日、いままさに『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題沸騰中の三宅香帆さんによる新刊『娘が母を殺すには?』が発売された。 なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 作者:三宅香帆 集英社 Amazon 娘が母を殺すには? 作者:三宅香帆 Amazon 「娘による母殺し」を主題としたきわめて画期的な内容で、『なぜ働いて
【プロフィール】 【はじめに】 【①没後数十年、いまだにその強烈無比な存在を感じさせる伝説の巨匠――山田風太郎】 【②ザッツ・エンターテインメント、小説とゲームで活躍する才気の塊――奈須きのこ】 【③猟奇ミステリからほのぼのシリーズまで、多彩な顔を持つ凄腕作家――我孫子武丸】 【④めざせ、エラリイ・クイーン! いまもまだ本格の王道をゆきつづける作家――有栖川有栖】 【⑤ミスター・エンターテインメント、百花繚乱なキャラクター小説の生みの親――田中芳樹】 【⑥特殊設定ミステリを洗練のきわみまで持って行ってしまった人――相沢沙呼】 【⑦最も緻密なロジックを展開する巨匠エラリイ・クイーンの後継者――法月綸太郎】 【⑧思わず涙が湧き出てくる感動の作品を綴る物語作家――辻村深月】 【⑨みずから己の尾を食らうウロボロスの世界を生み出しつづける実力派作家――竹本健司】 【⑩本格推理そのものを崩壊させるカタ
【プロフィール】 【未読の人はとにかく読むように】 【剣聖なのになぜか自己評価が低い「おっさん」】 【ベリルと「剣の闇」】 【男の子の物語】 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評や映画評などを掲載しています。 現在、マルハン東日本さまのウェブサイト「ヲトナ基地」で定期的に記事を掲載中。ランキングを席捲! お仕事の依頼、個人的な連絡などは以下のページからどうぞ。 ボタンをクリックするとこのブログを継続して購読できます。よろしくお願いします。 それでは、本文へどうぞ。 【未読の人はとにかく読むように】 墓所の主「虚無だ! それは虚無だ!」 ナウシカ「王蟲のいたわりと友愛は虚無の深淵から生まれた!」 墓所の主「お前は危険な闇だ。生命は光だ!」 ナウシカ「ちがう! いのちは闇の中のまたたく光だ!」 『風の谷のナウシカ』より 風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」
【プロフィール】 【本文】 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評や映画評などを掲載しています。 現在、マルハン東日本さまのウェブサイト「ヲトナ基地」で定期的に記事を掲載中。 お仕事の依頼、個人的な連絡などは以下のページからどうぞ。 それでは、記事をお読みください。 【本文】 しばらくまえの話になるが、「最近のラノベ界隈が気持ち悪い」と題する匿名ダイアリーの記事が話題になった。 タイトルでは「ラノベ(ライトノベル)」と書かれているが、じっさいに読んでみると、いわゆる「なろう小説」の話であることがわかる。 異世界に転生して冒険したりハーレムを作ったり、あるいは「聖女」になったり「悪役令嬢」になったりする話のことだ。この匿名記事の書き手(いわゆる「増田」)はそういった作品が気持ち悪くてしかたない、というのである。 異世界迷宮でハーレムを(1) (角川コミックス・エース) 作者:氷樹 一
【プロフィール】 【はじめに】 ①此ノ木よしる『進撃のえろ子さん~変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい~』 ②榎本あかまる『この会社に好きな人がいます』 ③もんでんあきこ『エロスの種子』 ④金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』 ⑤小西明日翔『来世は他人がいい』 ⑥ハナツカシオリ『焼いてるふたり』 ⑦ふじた『ヲタクに恋は難しい』 ⑧志茂『部長と社畜の恋はもどかしい』 ⑨山田金鉄『あせとせっけん』 ⑩山田金鉄『かさねと昴』 ⑪浜田咲良『金曜日はアトリエで』 ⑫310『アラサーだけど、初恋です。』 ⑬糸川一成『今日もベランダで』 ⑭雨隠ギド『おとなりに銀河』 ⑮若木民喜『結婚するって、ほんとうですか』 ⑯ましろ『山田くんとLv999の恋をする』 ⑰秋★枝『恋は光』 ⑱ma2『私たちが恋する理由』 ⑲板倉梓『瓜を破る』 ⑳夜宵草『ReLIFE』 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評
【プロフィール】 【はじめに】 江戸川乱歩+夜汽車「人でなしの恋」 江戸川乱歩+しきみ「押絵と旅する男」 江戸川乱歩+ホノジロトヲジ「人間椅子」 夢野久作+ホノジロトヲジ「死後の恋」 夢野久作+ホノジロトヲジ「瓶詰地獄」 坂口安吾+夜汽車「夜長姫と耳男」 荻原朔太郎+しきみ「詩集『青猫』より」 泉鏡花+ホノジロトヲジ「外科室」 谷崎潤一郎+夜汽車「刺青」 芥川龍之介+げみ「蜜柑」 【プロフィール】 プロライターの海燕です。書評や映画評などを掲載しています。 現在、マルハン東日本さまのウェブサイト「ヲトナ基地」で定期的に記事を掲載中。ランキングを席捲! お仕事の依頼、個人的な連絡などは以下のページからどうぞ。 ボタンをクリックするとこのブログを継続して購読できます。よろしくお願いします。 それでは、記事へどうぞ。 【はじめに】 〈乙女の本棚〉をご存知だろうか。 一度くらいは書店の店頭で見かけ
先日、『アポカリプスホテル』というタイトルのテレビアニメの企画が発表された。 事件である! いや、アニメの企画そのものは一年に何百本もあるわけで、よほど特徴的なものでないかぎり(『エヴァ』の新作をテレビシリーズでやります、とかさ)さほど話題にならないのだが、それでもやっぱりこの作品は事件であり、ネットのある箇所は激しくどよめいている。 いったいこの聞き慣れないタイトルのどこが事件なのか? じつは、「あの」竹本泉がキャラクターデザインを務めているのだ! こう書いただけで「まあ、なんということでしょう!」となる人もいると思うが、そうでない人のためにいちおう説明しておこう。 竹本泉は、少女マンガ雑誌でデビュー、その後はマニア(まあつまりオタク)向けのマンガ雑誌とか、ゲーム雑誌などで連載を続け、その類例のない作風で一部ではきわめて高い評価と熱狂的な支持を集める「特殊作家」だ。 どこが特殊なのかとい
みんな大好き、現代少年マンガの最高傑作『HUNTER×HUNTER』の最新刊第38巻が出たので、さっそく読みました。 HUNTER×HUNTER モノクロ版 38 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:冨樫義博 集英社 Amazon まあ、『少年ジャンプ』で読んではいたのだけれど、やはりまとめて読んでみて初めて見えてくるものもある。とくにこの作品の場合、一週ごとに読んでいってもさっぱりという感じではあるし。 で、単行本一冊をまとめて読んだ感想なのですが、いやあ、たぶんみんないっていると思うけれど、文字が多い(笑)。ほとんど「小説か!」という情報量の多さで、一冊読むのに非常に時間がかかる。 『攻殻機動隊』や『ファイブスター物語』でもここまで読了コストが高くないんじゃないかと思うくらい。 攻殻機動隊(1) (ヤングマガジンコミックス) 作者:士郎正宗 講談社 Amazon ファイブスター
ボタンをクリックするとこのブログを購読できます。よろしくお願いします。 ●はじめに――ちょっと地球をひっくり返してみませんか? ①法月綸太郎「カニバリズム小論」 ・同じ作家のオススメ短編集 ②麻耶雄嵩「遠くで瑠璃鳥の鳴く声が聞こえる」 ・同じ作家のオススメ短編集 ③乙一「華歌」 ・同じ作家のオススメ短編集 ④綾辻行人「どんどん橋、落ちた」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑤連城三紀彦「親愛なるエスくんへ」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑥川島誠「電話がなっている」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑦森博嗣「卒業文集」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑧山本周五郎「なんの花か薫る」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑨栗本薫「コギト」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑩鮎川哲也「達也が嗤う」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑪ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「男たちの知らない女」 ・同じ作家のオススメ短編集 ⑫シオド
友人のペトロニウスさんが、日本一ともいわれる長岡花火の観戦旅行記を上げているので、ぼくも便乗してちょっと書いておく。 長岡花火 平和への祈り 真珠湾に咲くふるさとの花 [DVD] ドリーミュージック Amazon この空の花 -長岡花火物語 松雪泰子 Amazon まあもちろんというか、ぼくもいっしょに見てきたわけなのですが、とくにたくさん写真とか動画を撮ってきたわけではないので、その素晴らしさを伝えるすべがなく、ひっそりと心のなかに秘めておこうかと考えていました。 でも、やっぱりせっかく貴重な体験をしたわけだから、すこしは自慢しておく必要があるかなと考えなおし、こうして記事を書いているわけです。 いや、じっさい自慢しても良いくらいすごい体験でしたね。長岡花火そのものの素晴らしさもさることながら、わずか数日前に行動を開始してからあっというまに計画を立て、往路と復路を確保し、その場に集まって
「中年が人生に輝きを取り戻す、唯一のコツ」という記事を読んだ。 人が中年になるとやる気を失ってしまう、いわゆる「中年の危機」について書かれた内容で、中年が人生に輝きを取り戻すカギは「予測可能性」にあると記されている。 中年の悲哀の本質は何か。 それは、「人生の予測可能性の高さ」です。 つまり、「私の人生はこんなもので、これからも特に大きなイベントは何も起きない」とわかってしまうことに起因するのです。 これは「希望のなさ」というか、人生が消化試合に入ってしまったことを意味します。 先が見えたゲームほどつまらないものはないです。 結末のわかっている推理小説は興ざめです。 ネタバレされた映画の魅力は半減します。 先が読めてしまった人生は、色褪せます。 不安定な人生に比べて、予測可能性の高い人生は、一見すると安定していて良いように感じます。 が、実は「予想外」のない、ルーティンワークをこなすような
●まえがき~面白い本、色々あります。 ●ビジネス/経済 ①ときど『東大卒プロゲーマー』 ②ウォルター・アイザックソン『イーロン・マスク(上)(下)』 ③保手濱彰人『武器としての漫画思考』 ④竹村俊助『書くのがしんどい』 ⑤グラント・サバティエ『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』 ●趣味/実用 ⑥リンダ・グラットン&アンドリュー・スコット『LIFE SHIFT』『LIFE SHIFT2』 ⑦アービンジャー・インスティチュート『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 ⑧つんく『凡人が天才に勝つ方法』 ⑨Pha『しないことリスト』 ⑩先崎学『うつ病九段』 ●歴史/地理 ⑪塩野七生『ローマは一日にしてならず』 ⑫りゅうちぇる『こんな世の中で生きていくしかないなら』 ⑬出口治明『全世界史』 ⑭木村朗子『紫式部と男たち』 ●社会/政治 ⑮ジョナサン・ゴッドシャル『ストーリーが世界を滅ぼす』 ⑯阿
早川書房の最大80%オフセールに便乗してSFやファンタジー、ミステリの名作傑作を並べた以下の記事が300ブクマを獲得してわりと読まれた。 結果、アフィリエイトの報酬がそこそこの額になっていて、ありがたいかぎりである。 海外の名作SF中心のいってしまえば平凡なラインナップなので、こんなに需要があるとは思わなかった。 ここで取り上げたSF小説はオールタイム・ベスト級の有名作品が多く、頭のどこかに「いまさら紹介しても」という気持ちがあったのだが、そうはいってもほとんどの人は読んでいないのである。 あたりまえといえば、あたりまえのこと。思い込みで判断しないで書いてみよ、という教訓を得るべきだろう。ほんと、先入観や固定観念は良くない。 ちなみに、現在、国内のSF小説は何度目かの黄金時代を迎えているといわれていて、非常に質が高い作品が次々と発表されている。 その一方、どこかで読んだのだがファンの年齢は
まえせつ~百合とは女性表現の多様性を前提にする作品群である。 ①『小林さんちのメイドラゴン』(50%ポイント還元) ②『小林さんちのメイドラゴン カンナの日常』(50%ポイント還元) ③『神絵師JKとOL腐女子』(50%オフ) ④『アンドロイドは経験人数に入りますか?』(61%ポイント還元) ⑤『嫌われ魔女令嬢と男装皇子の婚約』(61%ポイント還元) ⑥『小春と湊 わたしのパートナーは女の子』(45%ポイント還元) ⑦『彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります』(37%~61%ポイント還元) ⑧『私の推しは悪役令嬢。』(49%~50%ポイント還元) ⑨『私の百合はお仕事です!』(49%~50%ポイント還元) ⑩『月が綺麗ですね』(50%ポイント還元) ⑪『合法百合夫婦本』&『チヨちゃんの嫁入り』(50%ポイント還元) ⑫『欠けた月とドーナッツ』(49%~50%ポイント還元) ⑬『女ともだちと結
まえせつ 番外『おいしい関係』 10位『べしゃり暮らし』 9位『君は淫らな僕の女王』 8位『終末のハーレム』 7位『相席いいですか?』 6位『ALL YOU NEED IS KILL』 5位『かぐや様は告らせたい』 4位『銀河英雄伝説』 3位『ダイヤモンドの功罪』 2位『ゴールデンカムイ』 1位『推しの子』 まえせつ いま、Amazonで集英社の『ヤングジャンプ』連載作品を中心とした電子書籍に41%とか51%のポイント還元が付いていますね。大人気の『推しの子』などが実質半額で買えるわけで、かなりお得なセールだと思います。 その他、はなはだしきは【期間限定無料】の作品なども混じっています。そこで、個人的に好きなヤンジャンマンガ(など)をベスト10の形式で並べてみました。ご参考になさっていただければ幸い。 番外『おいしい関係』 おいしい関係 1 (クイーンズコミックスDIGITAL) 作者:槇
KADOKAWAの傑作小説を紹介してみる。 ●時代小説 冲方丁『天地明察』 山田風太郎『柳生忍法帖』 山田風太郎『魔界転生』 山田風太郎『八犬伝』 ●SF 池上永一『シャングリ・ラ』 小松左京『復活の日』 小松左京『日本沈没』 小松左京『果しなき流れの果に』 半村良『太陽の世界』 光瀬龍『宇宙年代記【合本版】』 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』 山田正紀『神狩り』 山本弘『神は沈黙せず(上)(下)』 ●ミステリ 青崎有吾『地雷グリコ』 赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』 綾辻行人『Anotehr』 綾辻行人『殺人鬼』 綾辻行人『霧越邸殺人事件』 乙一『GOTH』 馳星周『不夜城』 初野晴『ハルチカシリーズ』 横溝正史『本陣殺人事件』 横溝正史『獄門島』 米澤穂信『古典部シリーズ』 ●ファンタジー 荻原規子『西の善き魔女』 マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン『【合本版】ドラゴンラン
ハヤカワの傑作小説を紹介するよ。 ●海外SF グレッグ・イーガン『順列都市(上)(下)』 グレッグ・イーガン『ディアスポラ』 グレッグ・イーガン『しあわせの理由』 アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)(下)』 オーソン・スコット・カード『エンダーのゲーム』 ウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』 アーサー・C・クラーク『宇宙のランデヴー』 アーサー・C・クラーク『太陽系最後の日』 ニール・スティーヴンスン『スノウ・クラッシュ(上)(下)』 コードウェイナー・スミス『スキャナーに生きがいはない』 ダン・シモンズ『ハイペリオン』 フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 テッド・チャン『あなたの人生の物語』 ロバート・A・ハインライン『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』 レイ・ブラッドベリ『火星年代記』 グレッグ・ベア『鏖戦/
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Something Orange』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く