夜の「０系」名残惜しむ、新大阪〜博多の各駅にぎわう : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

大勢のファンらに迎えられ、ＪＲ新大阪駅に到着した「０系」新幹線（２９日午後１１時２２分、大阪市淀川区で）＝永尾泰史撮影 初代新幹線「０系」の老朽化に伴う定期運行終了前日の２９日、新大阪―博多間の山陽新幹線の各駅は、高度経済成長の象徴だった夢の超特急の走る姿を目に焼き付けようと多くの人でにぎわった。０系に関連した弁当なども「引退特需」で飛ぶように売れた。 ３０日の定期運行最終便が出発する岡山駅のホームでは、０系が発着するたびに家族連れやファンが集まり、記念撮影などをして別れを惜しんだ。同駅限定の山陽新幹線開業時のおかずを再現した幕の内弁当は、９月１０日の発売以降、連日、昼前に売り切れる人気で、０系の写真が刷られた包装紙だけを求める人も。 約８年間、弁当を売ってきた原本綾子さん（５７）は「たくさんの人に囲まれて写真を撮られるのを見ていると、人気者だったんだなって思います。何だか涙が出そう。もう