携帯オーディオ、多機能・低価格製品でソニーがアップルのシェアに迫る - 【レポセン】

携帯オーディオ市場でソニーが徐々にシェアを拡大している。幅広いユーザー層に向けた豊富な機能やデザインを揃えたことや、低価格帯を中心とした製品展開に要因があるようだ。中でもSシリーズは充実した機能と価格の手頃さで高い人気を得ている。 携帯オーディオのメーカー別販売台数シェアでソニーは4月、35.9％にまでシェアを伸ばした（図表1）。一方、これまでトップを維持してきたアップルは08年10月に61.8％となってからは徐々にソニーに押されて47.9％にまでシェアを下げている。ソニーのシェア拡大の背景にはそれぞれの年代、ライフスタイルに柔軟に対応できる製品ラインアップが徐々にユーザーに定着してきたことがあるようだ。 ●主力製品は音楽、動画、ラジオなど多機能なSシリーズ 4月のシリーズ別販売台数シェアでもソニーは好調。「NW-S636F」が4.9％で3位、「NW-S636FK」が4.6％で4位