『三國無双とバカ女』

憂鬱だ。彼は思った いつもの会社帰り。最寄り駅 ホームにはバカ女が溢れかえっていた。どれも同じような格好 どうやら近くで何かのイベントがあったらしい。普段は人の少ないホームにたくさんのバカ女 ただでさえ日々憂鬱なのに…。彼はうんざりした とにかくバカ女はうるさかった。かん高い声でしゃべり、笑う。我が物顔でそこに存在しテリトリーを広げる。不快だ。不快だ。不快だ。イライライライライラ ようやく電車が来た時だ。バカ女の一人が言った 「おやじ臭！」 彼は思った。お前の存在の方がよっぽど臭いよ 彼はまだ若く、決しておやじではない。臭いと言われたのは横にいた別の会社員だ 確かに臭い"おやじ"も、世の中にはいる。しかし、だからといってお前等のようなバカ女にそんなこと言われたくない。 おやじは、好きでおやじ臭いわけではない。ある程度は本人の努力ではどうにもならないことであるのだ。お前等だって年をとるくせに

[tencube]

「顔を見た。意外とかわいかったなんでバカ女のくせにかわいいんだ。イライライラどうせこういう奴らはバカ男とやりまくってんだろ。」