『3月19日 ～葬られしものに思いを寄せる日～』

3月19日 私にとってはちょっとした記念の日・・・と、思うことにしてる。 ちょっとばかり悲しくて、ちょっとばかり「命」について考えるきっかけに なった日。 早いもので、気がつけば1年が過ぎた。 昨年の今頃は、病院のベッドの上で術後の痛みや吐き気と 悪戦苦闘していた頃。たしか、あの日も春のはじまりの温かい日 だったと記憶している。 私の身体にはオヘソの横からカーブを描き、更に下腹部へと全長で 約20cm程の大きな手術痕がある。想像以上に大きくなった筋腫の 摘出のため、やむ得ず開腹手術となった。 が、1年たった今も蚯蚓腫れは所々に残り、たまにシクシクと痛むのだけれど、 それ以外は辛かった当時のことなど、何事も無かったかのよう。 全部、小さな子宮が犠牲になって持ち去ってくれた。 『子宮会議 』という著書で話題を呼んだ女優の洞口依子 さん、昨日は 三原じゅん子さんも、全摘出手術を受けていたことがニ

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辛い経験を乗り越えた筆者に「ありがとう」の言葉を送りたいです。