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あの夏ぼくはアリクイになった
小さい頃から夢も希望も無かった、いや、何もしたくないっていう希望だけはあった。劣等感だけがあった... 小さい頃から夢も希望も無かった、いや、何もしたくないっていう希望だけはあった。劣等感だけがあった。気がつけば何やっても人より劣る22だった。それでも、何かやらなきゃ、なんて一人前に焦ったり。焦るだけで何もしなかったり。周りは教師になったり、漁師になったり、なにかに成ったんだ。ぼくは就職とも言えない仕事して「ゆとり世代は指示待ち世代だ」なんて例から漏れず主体性も無く、布団に蹲るのを夢見ながら一日が終わるのだけ待った。盆休み、蝉は鳴くわ蚊に懐かれるわ、汗が気持ち悪い日だった。ぼくは多忙な父の代わりに墓参りへ向かった。墓へ向かう坂道、草陰から伸びるアリの行列を見た。歩みを止めて覗くと、案の定、巣があった。ぼくは思い出した。給食で配られたパンに塗る液状のチョコレートをアリにあげた、小学生2年生の夏だった。昼休みだった。暑さに食欲もわかず残したチョコレートをアリの巣のすぐ横に撒いた。列を成すアリはま
2009/08/31 リンク