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魚久という旅館があった。
「点と線」の舞台になったような町に、魚久という割烹旅館があった。 木造の3階建ての本館とその隣に同... 「点と線」の舞台になったような町に、魚久という割烹旅館があった。 木造の3階建ての本館とその隣に同じく木造で2階建ての別館。 別館の二階からは、そのころはまだ干拓前で、 障子の向こうには海岸線が広がっていたそう。 明治の頃から、旅に祝い事にと、人々の色々な瞬間を見てきたその旅館は、 戦争の頃には、旅立つ若者を送り出す宴なんてのもしていたそうで。 それから少し時代が経って、 海岸線はだんだんと遠くになってしまって、街の景色も変わっていって、 ある時、隣の醤油屋の煙突の灰のくすぶったのが原因で本館は火事に見舞われて。 どうにか別館だけは残ったものの、割烹旅館は廃業してしまった。 残った建物は、 部屋はたくさんあるものだから女子学生の下宿なんかになったりして、 そのあとは、時計修理の修行を終えた若者が新しく店を出したり。 それから40年、その若者はそこで家族をつくって、そこに住むようになって、
2018/02/23 リンク