エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
「きらめく共和国」書評 底知れぬ人類の闇の裏に|好書好日
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
「きらめく共和国」書評 底知れぬ人類の闇の裏に|好書好日
きらめく共和国 [著]アンドレス・バルバ 地味なタイトルでうっかり見落としかけた。ふと取り寄せて読... きらめく共和国 [著]アンドレス・バルバ 地味なタイトルでうっかり見落としかけた。ふと取り寄せて読んでみると、これが傑作であった。 語りは22年前を指し示す。どこでもないサンクリストバルという亜熱帯の町に、気づくと子供の集団がまぎれ込んでいる。9歳から13歳までだとされる者らは誰にも理解出来ない言葉で語り、一体どこで休んでいるかもわからない。 それがある日、残忍な襲撃事件を起こして長く失踪し、やがて32人が遺体となって町に横たわる。 作品はそれまでの奇怪な事実を、町に越してきたばかりの社会福祉課の公務員を通して詳細に語る。謎めいた比喩を多用しながら。 読んでいて我々は何か途方もない人類の闇に触れるが、その透明で底のない対象はいっこうにつかめないままである。子供たちは凶暴で優しく、独立しながら緊密な共同体を生きる。 ラスト近く、彼らが秘密裏に行っていたことを知って、私たちはその美しい謎に圧倒