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駄菓子屋 - fromdimention9's blog
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駄菓子屋 - fromdimention9's blog
小学五年生に私がなるまで、学校から150mのところに駄菓子屋があった。そこの店主は80歳の老婆であるの... 小学五年生に私がなるまで、学校から150mのところに駄菓子屋があった。そこの店主は80歳の老婆であるのに、肌には弾力があり、当時の私達小学生よりも速く走り、当時の私達よりも声が大きく、何より両耳に通されたシルバーのピアスと、丸刈り頭を染める金色の塗料が印象に残っている。 その店には猫がいた。淡い紫色の毛並みがきれいにそろっていて、小学生の男子なんかより、いや、女子よりも、いやいや、担任の女教師よりも彼女には品があった。どれだけ名前を尋ねても、金髪の老婆は頑固に教えてはくれなかった。代わりに彼女の品種を教えてくれた。ロシアンブルー。その時、生まれて初めてロシアという国を私は知った。そして、彼女の鳴き声を私は聞いたことがない。いつも澄ました顔で駄菓子をむさぼる私達を見下していた。 話は飛んで、その店が消える直前の出来事を記そうと思う。(今思えば、あの駄菓子屋には屋号が存在しなかった。私たちはた