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シキを語る - 黌門客
■「シキを語る」、といっても、岩波文庫には河東碧梧桐*1『子規を語る』・宮崎市定『史記を語る』の二種... ■「シキを語る」、といっても、岩波文庫には河東碧梧桐*1『子規を語る』・宮崎市定『史記を語る』の二種が入っていて、私はその後者を文庫ではなく新書(岩波新書の黄版)で読んでいる。宮崎市定を読めとすすめて下さったのはA先生で、最初に読んだのが『中国文明論集』(岩波文庫)、その明晰な文章に心打たれ、次に読んだのが『科挙』(中公新書)、そしてその次が『史記を語る』であった。 『史記を語る』もたいへん面白くて、これまで二度、三度と味読している。 とは云え、疑点がないではない。 司馬遷が項羽本紀を立てたのは、始皇帝本紀や高祖本紀に対抗させるための弁証法的思惟の所為である(「義帝本紀」が無いことには解釈を施していたかどうか)、という解釈にはまだしも首肯出来るとしても(但しその「弁証法的」というのは“階級闘争”だの“マルクス史観”だのといった時流に阿る解釈では決してない、ということは本文中に断ってある*2