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第34回 「文化人類学との出会い④」 - 文盲から“文明”へ―本と出会い、人類学と出会ってみえたこと
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第34回 「文化人類学との出会い④」 - 文盲から“文明”へ―本と出会い、人類学と出会ってみえたこと
人類学の理論とマルクス主義 夏休みに調査実習での数日間をともに過ごし、私自身は寄稿できなかったもの... 人類学の理論とマルクス主義 夏休みに調査実習での数日間をともに過ごし、私自身は寄稿できなかったものの、報告書作成のための打ち合わせにも欠かさず出席したことで、文化人類学教室の先生方や学生たちとの距離は以前に比べずいぶん近づいたという実感があった。研究室でも雑談に加わることが多くなり、大学院受験についての質問や相談も気軽にできるようになった。実習に参加した学生たちの多くはそこでの経験をもとに卒論のテーマを決め、なかには個人で調査に向かう人もいたようだったが、私は受験勉強で手一杯で、将来の研究について考える余裕はまだなかった。 秋から冬にかけて、私はひたすら受験に向けてテキストや基礎文献を読み、研究室の学部生や先輩たちとの交流からも人類学についての理解を広げようと努めた。なかでも、この頃に先輩から推薦されて読み始めた『文化人類学15の理論』(中央公論社、綾部恒雄(編)、1984年)は、300ペ