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004 朝② - GOLDEN AGE ~追跡屋TAG~
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004 朝② - GOLDEN AGE ~追跡屋TAG~
刹那が降りてくるのを待っていると、父が思い出したように、 「そういえば翼斗、夢は見た?」と訊いてき... 刹那が降りてくるのを待っていると、父が思い出したように、 「そういえば翼斗、夢は見た?」と訊いてきた。 そういえば、忘れていた。 夢の内容について報告するのは朝の日課になっているのだ。 「ああ、ごめん。見たよ。ほとんどいつもと同じだったけど、いつもより色がはっきりしてたかな」 夢の内容について説明する。父と母は真剣な表情で耳を傾けていた。 「そうか……徐々にイメージが強まってる感じだな。まあ近々また検査があるから、天衣博士に相談してみるか。ええと、次は確か」 そう言って父が自分のWHD——腕輪型の、ホログラムディスプレイ端末——でカレンダーを確認しようとすると、 「今日は11月10日の金曜日だから、ちょうど一週間後ね。来週の金曜日」と母が即答する。母は頭の中にすべてのスケジュールとToDoリストが詰まっているため、こういうことは母に聞いた方が手っ取り早い。 「来週かあ」 天衣博士の、人のよ