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2011-02-22
広島大大学院先端物質科学研究科の平田大教授(分子生物学)によると、がんは、染色体異常に伴う細胞の... 広島大大学院先端物質科学研究科の平田大教授(分子生物学)によると、がんは、染色体異常に伴う細胞の増殖や形の変化で起きる。これまで細胞の増殖を抑える機構は分かっていたが、形の変化を制御する仕組みは分かっていなかった。 平田教授たちは、増殖の仕組みが人間の細胞に近く、染色体に異常がある酵母細胞を使って実験した。細胞内の酵素「カルシニューリン」の働きを止める薬剤を与えると、細胞の形に異常が現れることを確認。カルシニューリンが細胞の形の変化を抑える役割を持つ分子へ向けて命令を出していると突き止めた。 平田教授は「カルシニューリンの働きをコントロールできれば、細胞の形の異常を抑える新薬の開発が期待できる。酵母の実験で得られた結果を、医療分野で役立ててほしい」と話している。 オリジナル論文?→Calcineurin ensures a link between the DNA replication
2011/02/23 リンク