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脳梗塞でゲーセンに来れなくなった友人の話 - UKENERAI
友人Nのはなしをする。 彼がいたことで、僕は格闘ゲームを好きになれた。 ゲームを通じた友人もできた。... 友人Nのはなしをする。 彼がいたことで、僕は格闘ゲームを好きになれた。 ゲームを通じた友人もできた。 友人Nが脳梗塞で倒れたのは2019年夏のことだ。 彼は半身に麻痺が残り、今は両手を使う作業はできない。もちろんゲームもだ。 マヒ、と書くとゲームの状態異常のように感じる。だがこれは現実に起きたことで、僕はまだそれを受け入れきれていないように思う。 Nと僕の出会いは高校までさかのぼる。 それまで僕はまったくの格闘ゲーム初心者。コンボのコの字もわからず、家庭用でガチャプレイを楽しんでいた。 高校1年から2年に上がり、クラス替えがあった。僕とNは同じクラスになり、話すうちにNが格闘ゲームが好きであること、たまたま同じタイトルで遊んでいたことを知った。 Nは当時の僕にしてみれば「先生」だった。情報弱者な僕に、コンボからキャラ対策、攻略掲示板の存在まで、何もかもを教えてくれた。 そしてNは僕をゲーム
2020/10/20 リンク