突然の妊娠報告はカマキリが解決する｜本人

本稿は文学フリマ東京で販売したエッセイ本「チャーミーグリーンに挑む（2018年5月18日の出産に向けたお気持ち準備号）」に収録したものです。現在、本の続編として育児エッセイ「こうしておれは父になる（のか）」をcakesで連載中です！ 2017年9月。「大切なお知らせ」というLINEのメッセージが、交際2ヶ月になる彼女から届いた。ヲタ素養のある彼女らしいイントロやないかと思っていたら、続けざまに写真が送られてきた。青い線の入った検査薬だ。 「妊娠したかもしれない」 思えば35年も思い立ったが吉日おじさんやらせていただいた関係で、急に何かを始めたり舞い込んだチャンスに乗ったりということばかりしてきた。だから7月にいきなり彼女ができて「愛が芽生えたJuly！」と心のうちに叫んだことも、そのまま夏はフェスシーズンを謳歌せんと様々なイベントに行き尽くしたことも想定内。その日々があまりにもスムーズで相

[bronson69]

めでたい話は何度めでたししてもやっぱりめでたい、おめでとうございます！