ストロングゼロと宗教｜いせの

昔の作家が「夏、死のうと思ったけど冬の羽織をもらってしまって冬まで生きようと思った」みたいなことを言っていた。死がカジュアルすぎる。歯医者行くぐらいの感じで死のうとするなよ。と思ったけど、そのクフフと笑う頭の反対岸で俺や俺以外のほとんどの人もまあそう変わらないのかもなとも思った。 「人生辛いことと嬉しいことはだいたいおんなじぐらいになるんだよ」 小学校の嫌いな先生が言っていたけど、オイオイ嘘つけババア！と幼心に思った憶えがある。ちなみに嫌いだった理由は「うんうんうん、わかるよイセノくんの言ってることもね、大事だよねそういうの、でもねイセノくんね」みたいな感じで「私あなたたちクソガキにも寄り添える度量と理解のある出来た教師です」みたいな上っ面の薄っぺらさが嫌いだった。オカモト製かな？口紅が変に赤くて、ピル飲んでそうなツラだったけど。 人間にはツラいことの方が絶対多いよ。幸せのほとんどがただツ

[gcyn]

『俺には冬着るのを楽しみにするような羽織りはない』『お酒も飲み飽きた』『インターネットはまだ俺を救ってくれる』『奇跡の塊みたいなもんだ。これを読んでるのもインターネットだしね』