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気仙沼でクロマグロ不正漁獲~大目流し網漁船が混獲物を加工業者に販売か|樫原弘志 Waterside Laboratory LLC
「第二の大間になるのではないか」――気仙沼の漁業関係者が憂鬱そうに打ち明ける。漁獲上限が決められて... 「第二の大間になるのではないか」――気仙沼の漁業関係者が憂鬱そうに打ち明ける。漁獲上限が決められている太平洋クロマグロの不正漁獲がもうじき明るみに出るというのです。 資源が急回復している太平洋クロマグロの不正漁獲、不正出荷はいま、日本各地に蔓延しています。 違法漁獲、増枠交渉に悪影響も 不正があまりに多いので、漁業を所管する水産庁や都道府県の水産部門は、裏付けとなる証拠が持ち込まれない限り、かたちばかりの聞き取りをして事実上放置してきたといってもいいくらい、調査に及び腰でした。 いちいち調査して過剰漁獲の実態が明るみに出れば、日本政府が目指す太平洋クロマグロ漁獲枠の拡大が国際交渉で通りにくくなるからです。 しかし、クロマグロ密漁を監視しているのは水産庁だけではありません。 2023年2月、青森県大間町のクロマグロ不正出荷を漁業法違反として摘発したのは青森県警でした。漁獲報告義務を怠った疑い
2024/07/13 リンク