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寂しくても死ねない。愛する者を殺し続ける。『兎が二匹』が描く無限遠点の孤独|東京マンガレビュアーズ
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寂しくても死ねない。愛する者を殺し続ける。『兎が二匹』が描く無限遠点の孤独|東京マンガレビュアーズ
※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部) 【レビュアー/... ※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部) 【レビュアー/兎来栄寿】 「死んで楽になりたい」 多くの人は一度くらいそんな願望を抱いたことがあるかもしれない。ただ、もし死んでも苦しみから解放されないとしたらどうだろう。 この物語の主人公・稲葉すずも常にそう思っている人間だ。しかし、他の多くの人と違うのは彼女が「不老不死」であること。 どんなに物理的損傷を負っても、最終的には復元してしまう。四歳の時に口減らしで実父に土に埋められてから実に約400年。自殺しても自殺しても蘇り続けた彼女の脳裏には辛い記憶のみがこびりついている。その苦しみから一瞬でも解放されるために、すずは毎日自殺をし続け、そして再生し続ける。それは、誰からも理解されない苦悩だ。 物語は、咲朗がすずの自殺を幇助する衝撃的な「日課」から始まる。毎日愛する人を殺し続けねばならない……それは40