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蜃気楼に浮かびし10畳の楽園(姉のはなむけ日記/第2話)|岸田奈美|NamiKishida
ダウン症の弟が入居できるグループホームの空きが、やっと一箇所出たかと思えば、塩対応というか山椒対... ダウン症の弟が入居できるグループホームの空きが、やっと一箇所出たかと思えば、塩対応というか山椒対応というか小粒でもピリリと辛いどころか「収入が減るから土日の外出は許さねえ!」的なギッチギチの世知辛さをお見舞いされたのだった! 母のヤケクソ焼きは牛肉ヒレ、豚肉ロース、安納芋と三日も続き、レパートリーを着々と増やしていた。気持ちはわかる。 ふたたび一年、いや、三年。 空きが奇跡的に出るのを待つ日々に戻るのだ。 さて今日はなにを焼いたろか。魚か。干物か。母がガックリきていると、電話が鳴った。 「岸田さん!良太さん(弟)にピッタリのお話があります!」 相談支援事業所のおじさんだった。すんごい優しいおじさんだった。 ちなみにここからは怒涛の勢いで、すんごい優しいおじさんが複数人登場するので、覚悟してほしい。 「なんですって……?」 母は干物を物色する手をピタリと止め、電話に聞き入った。乾物の価格は天
2022/04/19 リンク