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スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』(1986) - 海外文学読書録
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スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』(1986) - 海外文学読書録
ルビコン・ビーチ (ちくま文庫 え 18-2) 作者:スティーヴ・エリクソン 筑摩書房 Amazon ★★★★ (1) 刑務所... ルビコン・ビーチ (ちくま文庫 え 18-2) 作者:スティーヴ・エリクソン 筑摩書房 Amazon ★★★★ (1) 刑務所から仮釈放されたケールは、図書館で働くことになった。ある日、彼は女が男の首をナイフで切断するところを目撃する。(2) 南米のジャングルで生まれたキャサリンは、村人たちの不信を買い、勝手に賭けの対象にされる。村人たちは賭けに負け、キャサリンは船乗りに連れて行かれることに。(3) 第二次世界大戦前。ジョン・マイケルが今まで誰も見つけなかった新しい数を発見する。その後、彼は数奇な出会いを果たすのだった。 私はアメリカに捕まったんだわ、とキャサリンは思った。アメリカでは人びとは自分の顔を知っていて、その顔は自分のものだと信じているんだわ。最初はおそらく彼らの顔も夢の奴隷だったのでしょう。やがて、彼らの顔が夢を奴隷にするのではないかしら。(p.237) スティーヴ・エリクソン