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忘年会 - Junk
職場の忘年会があった。 年の暮れも迫ってきたとある平日の夜。仕事が終わり、職場のビルから宴会の会場... 職場の忘年会があった。 年の暮れも迫ってきたとある平日の夜。仕事が終わり、職場のビルから宴会の会場へと移動する。職場の同僚と客先の社員、合わせて十数名ほど。 店は駅から少し歩いたところにあった。 海辺にある繁華街。風が強かった。暗い色をたたえる海水からたっぷりと冷気を吸い取った風は、俺たちの衣服の裾から容赦なく入り込んだ。みな、寒い寒いと言いながらコートの合わせを握りしめていた。 俺はコートを着ていなかったので、とくになにもすることはなかった。 「井上さん、寒くないの」 客先の社員から、もう何度目かもわからない質問が繰り返される。 「寒くないですね」 実を言えば少しは寒いが、それを言えば「じゃあなぜコートを着ないんだ」という話になる。その問答をするのが面倒で、寒くない、と一種の強がりにも似た返事をしてしまうのだった。 「へえー」 感心したようにも呆れたようにも聞こえる感嘆を漏らし、四十過ぎ
2013/02/19 リンク