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女王椿
かえるのすみか お母さんがもうすぐ死ぬというのでその年末近い時期に、私は親戚の家にしばらくあずけら... かえるのすみか お母さんがもうすぐ死ぬというのでその年末近い時期に、私は親戚の家にしばらくあずけられることになった。 その家と私の関係はよく判らないが、お父さんの縁らしい。老夫婦と若い女の人の3人暮らしで、とにかく広大な庭があった。 家屋そのものはそうでもなかった。公園に住んでいるみたいだと私は思って、よく、夜寝付けないと木に囲まれた東屋の一つの長椅子に毛布を持って行って横になった。眼を上にやると星がぎっしりときらめいていた。そしてそれらを統べるように月が浮かぶ日もあった。時々三毛猫がそばに来た。朝ごはんを女の人が呼びに来るまで眠りもせずに眺めた。 お母さんが死んでしまうと私は一人になってしまうなあ、と考えたらどうしても眠れないし、ごはんものどを通らない。叱られてしまうかと最初は思ったが、老夫婦はいたわるでもないが薄いものやわらかな表情でほとんど口を開くでもなく放っといてくれたし、女の人も