なぜ、キリル総主教は沈黙するか : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

2012年08月04日06:00 カテゴリロシア なぜ、キリル総主教は沈黙するか ロシア正教会は過去と同じ失敗を繰り返している。何のことかを以下、説明する。 ロシア大統領選で反プーチンを掲げ、モスクワの救世主キリスト教会で「反プーチン」ソングを歌い、フーリガン行為に問われ、逮捕された３人の女性パンクバンドに対して先日、最長禁錮７年の有罪判決が下された。その直後、アンチ・プーチンの代表的ブロガー、アレクセイ・ナバリヌイ氏（３６）が不明な不法商売の容疑で告訴されたことが明らかになったばかりだ。第３次プーチン政権は反政府派活動家への弾圧を強めてきている。 プーチン大統領を批判した反政府活動家に対する弾圧はソ連共産党時代を想起させるものがある。それだけではない。ロシア民族の精神的支柱であるロシア正教会がプーチン政権の弾圧政策を見ながら、沈黙している。その姿勢はソ連共産党時代に政権と癒着を繰り返して

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