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ごみ研究の歴史 - 循環型社会・廃棄物研究センター オンラインマガジン『環環kannkann』
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ごみ研究の歴史 - 循環型社会・廃棄物研究センター オンラインマガジン『環環kannkann』
4.日本におけるごみ研究の先駆け(明治から戦前にかけて) 伝染病対策や産業革命後の都市ごみ対策とし... 4.日本におけるごみ研究の先駆け(明治から戦前にかけて) 伝染病対策や産業革命後の都市ごみ対策として19世紀後半、イギリスで開発された都市ごみ焼却炉は、わが国にとっても救世主となりました。明治30(1897)年、イギリスに遅れること23年、敦賀にわが国初の都市ごみ焼却炉が建設されました。 前回お話ししましたように、汚物掃除法で都市ごみの焼却が義務づけられましたが、当時の都市ごみ焼却炉は煤煙や悪臭を撒き散らし、周辺地域に多大な被害をもたらす公害施設でした。しかし、何人かの技術者が都市ごみに挑戦しました。第3回はそんな研究者の挑戦の物語です。 ●わが国独自の焼却炉の開発 ごみは簡単に燃やせるものと思われるかもしれませんが、ものが燃え続けるには800kcal/kg以上の熱量が必要です。わが国の都市ごみは、欧米の都市ごみと異なり水分をたっぷり含んだ厄介者で、戦前の都市ごみ(熱量600kcal/kg