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きよと清太と、そして白駒 - みほようこの日記
きよと清太と、そして白駒43 「清太。おまえの気持は、よくわかった。 残念だが、これ以上わが家で働... きよと清太と、そして白駒43 「清太。おまえの気持は、よくわかった。 残念だが、これ以上わが家で働いてもらう わけにはいかない」 「長者さま。おじょうさまのことは、今日 限りわすれます。どうか、今まで通り私を ここで働かせてください。お願いします」 清太は、長者にお願いしました。 「清太。そうはいかない。実は、きよもお まえが大好きだといっている。結婚するこ とができない若い二人が、同じ屋根の下で いっしょにくらすことはできない。きよの ためにも、清太のためにも、これ以上二人 がいっしょにいてはいけない。清太、お願 いだから、すぐこの家をでていっておくれ」 長者は、清太にお願いしました。 「長者さま。今日一日だけ、この家にいさ せてください。私は、おじょうさまと白駒 に、それとなくお別れがしたいのです」 清太は、ひっしで長者にお願いしました。 「清太。今日、一日だけだぞ。明日の朝早 く、み