「加害男性に大きな変化」 神戸児童殺傷１４年で淳君の父が手記 - MSN産経ニュース

神戸市須磨区で平成９年に起きた児童連続殺傷事件で、土（は）師（せ）淳君＝当時（１１）＝が殺害されて２４日で丸１４年になるのを前に、父親で医師の守さん（５５）が２０日、弁護士を通じて手記を発表した。加害男性（２８）からの手紙が今年は５月１２日に届いたことを明かし、「良い意味で彼自身が大きな変化をしたことをうかがわせる内容だった」と感想を記した。 守さんは「どれほど月日がたとうとも、子供への思いは変わらない」と心境をつづった。犯罪被害者の支援のあり方について「犯罪被害者等給付金の最高額が引き上げられたが、金銭的には不十分。継続的な支援と経済的な補償が必要」と訴えた。 また、東日本大震災についても言及し、「阪神大震災を経験した者として被害の大きさには心が痛む。被災地の一日も早い復興を祈る」と記した。 ◇ 手記の要旨は次の通り。 今年も弁護士を通じて５月１２日に加害男性からの手紙を受け取り