新東京駅、レトロな外観に最新技術 「苦労苦難の連続」駅業務止めず免震工事の舞台裏＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース

ＪＲ東京駅丸の内側の赤れんが駅舎が１日、５年に及ぶ保存・復元工事を終えて全面開業した。１９４５（昭和２０）年の大空襲で焼失した３階部分と南北のドーム屋根がそろい、大正期の創建当初の威容がよみがえった。 台風一過の月明かりの下、午前４時に丸の内北口ドームのシャッターが開くと、数人の“駅舎ファン”がさっそく建物内に入った。 出勤前にタクシーで駆けつけた東京都新宿区の団体職員、笹田大樹さん（３５）は「大学進学で福岡から上京した時の思い出深い駅舎。１世紀近い歴史がある赤れんがの、これからの１００年を刻む最初の日にどうしても来たかった」と、記念購入した入場券を手に笑顔を見せた。 始発電車で訪れた葛飾区の主婦、竹内光子さん（７０）は「いつも工事のシートに覆われ、どうなるかと思っていたが、復元した外観もドーム内も期待以上で素晴らしい」。千葉市緑区の自営業、三浦秀雄さん（７３）は「天井の動物のレリーフが面

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"駅舎の空中権を周囲に移転、売却する方法で費用を捻出した。"