韓国国防白書、北の特殊部隊「２０万人」 「主敵」表現なく「われわれの敵」と刺激避ける - MSN産経ニュース

【ソウル＝加藤達也】韓国国防省は３０日、２０１０年版国防白書を発刊、北朝鮮の特殊部隊が２０万人に上るとし「わが軍にとって深刻な脅威だ」と指摘した。一方、北朝鮮についての国防概念については「主敵」と明記せず、「脅威が持続される限り北朝鮮の政権と軍はわれわれの敵」と記述した。北朝鮮を強く刺激する表現は避けたようだ。 国防白書では、朝鮮人民軍の陸海空軍について陸軍１０２万人、海軍６万人、空軍１１万人の計１１９万人とし、増減はなかった。延坪島砲撃のような奇襲的攻撃において脅威となる野砲は８５００門、多連装ロケット砲は５１００門で、変動していないとみている。 戦車約４１００台、装甲車約２１００台を保有する北朝鮮の陸軍は、地上戦力の７０％を平壌−元山以南の前線地帯に配置。このうち一部は北方限界線（ＮＬＬ）北側一帯の最前線の陣地で奇襲攻撃の態勢を整えている、と分析している。 これに対し韓国軍の戦力は陸軍