８人に１人が飢餓状態 減少ペース鈍化と国連 - MSN産経ニュース

国連食糧農業機関（ＦＡＯ）や世界食糧計画（ＷＦＰ）などは９日、２０１０～１２年に世界で慢性的な栄養失調状態にある人口が約８億６８００万人に上ったとする報告書を発表した。約８人に１人が飢餓に苦しんでいる計算となる。 報告書によると、世界の飢餓人口は１９９０～２００７年の間に予想以上に減少した。しかし、その後の世界的な経済危機や食料価格の高騰で減少ペースが落ちているという。 飢餓人口のうち、約８億５２００万人が発展途上国、約１６００万人を先進国が占めた。 報告書は、適切な行動が取られれば、１５年の飢餓人口を９０年比で半減するとの「国連ミレニアム開発目標（ＭＤＧｓ）」の達成は可能だとした。（共同）

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