【台湾・高雄のガス爆発】付近の化学工場から可燃性の気体漏洩か 死者２４人、負傷２５９人に - MSN産経ニュース

【台北＝田中靖人】台湾南部の高雄市の市街地で３１日深夜から１日未明にかけ、爆発が複数回起き、台湾当局によると２４人が死亡、２５９人が負傷した。 爆発は２～３キロ四方で少なくとも５回にわたって起き、消火にあたっていた消防士ら４人が巻き込まれて死亡した。現場近くに石油化学工場があることから、当局では地下の工業用パイプラインから可燃性の気体が漏れ、引火した可能性があるとみて原因を調べている。 火災は一部で１日午前中まで続き、台湾当局は警察、消防に加え軍の約１５００人を動員して救助作業にあたっている。地元テレビは、道路が数百メートルにわたって陥没し、消防車や乗用車数十台が横転している様子を伝えた。 台湾当局は１日未明に中央災害対策センターを設置、江宜樺行政院長（首相に相当）が指揮を執った。馬英九総統も１日午前、一部日程を取り消して対策センターに出向き、被害者の救出を優先するよう指示した。 高雄市は