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| 世界を肯う、その日々刻々の選択へ 中村文則『教団X』 髙橋敏夫 | 書評 | すばる - 集英社 |
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| 世界を肯う、その日々刻々の選択へ 中村文則『教団X』 髙橋敏夫 | 書評 | すばる - 集英社 |
暗黒へ暗黒へ、さらに暗黒へ。人と社会の暗がりの、そのきわみへ敢然と降りたち、そこでの炸裂的な選択... 暗黒へ暗黒へ、さらに暗黒へ。人と社会の暗がりの、そのきわみへ敢然と降りたち、そこでの炸裂的な選択を周到かつ執拗にえがきつづけてきた中村文則に、いよいよ転機がおとずれたのか。否、これはもう、転回というべき事件ではあるまいか。ずっしりと重く分厚い『教団X』を、いささかの休止もなく一気に読み終えたわたしの感慨である。 * 昨秋、本誌で『去年の冬、きみと別れ』の書評をしたときの記憶がよみがえる。『銃』(二〇〇三)、『悪意の手記』(二〇〇五)、『土の中の子ども』(同前)、『何もかも憂鬱な夜に』(二〇〇九)、『掏摸』(同前)と、社会秩序の表面的な則を超える暴力的な行為と狂気をえがいてきた中村文則が、『去年の冬、きみと別れ』ではいっそうその傾向をつよめた。狂気が人から人へ、さらに人びとへと受けわたされ、「化物」までもが見え隠れする。そこに社会が普段は隠蔽する暗黒領域がしずかにうかびあがる。それとの逃れよ