SYNODOS JOURNAL : リスク分担の政治に向けて〜日本の背負った人類史的な課題 吉田徹

2011/4/714:12 リスク分担の政治に向けて〜日本の背負った人類史的な課題 吉田徹 東日本大震災は、海外でも前代未聞のメディア・カヴァレッジがなされた。それまでの関心事だったエジプト民主化運動のニュースはほとんど扱われなくなってしまったほどだ。 ドイツでは3月末に近年稀にみる規模で、数百万人を動員した反原発デモが行われた。デモ隊が掲げていたプラカードには「チェルノブイリ＝フクシマ」とあった。福島原発の事故がつづく最中に行われた、南西部バーデン・ビュルテンベルク州での選挙では、地元の与党CDUが緑の党の躍進を前に大敗北を喫した。これは、日本の原発事故によって、与党が進める原発政策への批判が高まった結果だとされている。 これも震災の規模や死者数、さらにシュールリアルで刺激的な映像が垂れ流しつづけられたことを考えれば当然かもしれない。たしかにスマトラ沖やハイチの大震災でも、日本人を含め、

[mojimoji]

「ベックは、リスク社会は何人をも容赦しないから、これほど普遍的で民主的な現象はない、とも述べている」は同意できないな。リスクは、まず弱い位置にいる人に集中的に降りかかる。金がある奴は逃げられる。

[takehiko-i-hayashi]

スマトラ島沖地震の死者・行方不明者が23万人であったことを考えると、この「現代社会化」→「リスクの不可避的増大」という認識がどうにもピンとこない。

[woykiakes]

ベックのリスク社会論は何度説明されてもよくわからん。近代知がリスクを定量化し常に意識せざるを得ないという事と近代文明がはらむ実際の危険を一緒くたにしてる感じ。一応昔より現代の方が平均寿命長いし。

[ikoishy]

うーん。途中までは頷きながら読んだんだけど、そんないい子ちゃんの結論でいいのかな？ それとも、それしかないってこと？

[mame-tanuki]

独の社会学者ウルリッヒ・ベックの「リスク社会論」から考える震災復興の難しさ

[contractio]

あとで読むかも。

[nao_zitter]

c

[p_shirokuma]

これは面白そう。読んでみよう。

[hengsu]

賛同は出来ないが、見るべき論考ではある

[prisoneronthewater]

より広い意味での社会保障が必要か。

[SasakiTakahiro]

大切なことは、復興の先にみえる、リスクを否応なく抱えた私たちの共同体を、これからどのようにデザインしていくかにある。